『ジョーカー』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人『軍師かんべえ』です。
映画ライフを楽しんでますか!鑑賞前の予備知識!これで映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

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ジョーカー

2019年:アメリカ・日本公開
監督:トッド・フィリップス
出演者:ホアキン・フェニックス 他

2005年『ダークナイト・トリロジー』と題して製作されたクリストファー・ノーランのバッドマン3部作から7年後にトッド・フィリップスが最凶最悪のヴィラン『ジョーカー』が誕生するまでの秘話を描いたのが本作の『ジョーカー』。ただし『ダークナイト・トリロジー』を含め過去に製作された『バッドマン』の映画・ドラマいずれとも世界観を共有しない単独映画で『ダークナイト』の前日譚という位置づけではない。

『ジョーカー』といえば『ダークナイト』でアカデミー助演男優賞を受賞したヒース・レジャー、やジャック・ニコルソンを連想してしまうが見事に本作で『ジョーカー』を演じてみせたホアキン・フェニックス。2019年アカデミー主演男優賞に相応しい最高の演技であり、アーサーを演じるにあたり80kgあった体重を僅か3か月で60kg以下まで落とす食事制限を行い撮影に挑んでいたというエピソードがある。

2012年『ダークナイト・ライジング』鑑賞中に起きた惨劇『オーラロ銃乱射事件』を危惧してアメリカでは本作が上映される際に警察や軍が警戒態勢を敷き手荷物検査を実施されることにもなった超問題作だったことは有名な話。これは映画会社が仕組んだ話題作りではなく『本当に危険を伴った映画作品』である…とだけ先に述べさせていただきたい。生きている以上は『不満』や『不安』というものを背負いながら生活をしているものだが、もし鑑賞を考えている方の中で『不満』『不安』が飽和状態に近い方や超えている…と思っている方は本作はスルーして下さい。大丈夫と感じている方のみ鑑賞をオススメする映画作品となっております。

軍師かんべえ

『グロいシーンやエロシーンはないのにR15制限がかけられている』という事は?

あらすじ

財政難で荒んだゴッサムシティで暮らすアーサー・フレックは発作的に笑い出してしまう病気を患いながらもアルバイトの大道芸人(ピエロ)の仕事に勤しんでいた。アーサーに幼い頃からコメディアンになる夢を持ち尊敬する大物芸人のマレー・フランクリンが司会を務めるトークショーで脚光を浴びる自分の姿を夢想していた。しかし現実は残酷なもので生活は益々と困窮し…仕事もトラブル続き…障害を持つアーサーに世間は厳しく生きていくのが精一杯であった…そんな時、母のペニーはかつて自分を雇っていた大富豪のトーマス・ウェインに救済を求める手紙を何度も送っていたのだったが…

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『ジョーカー』とは…

一般的に『ジョーカー』で連想されるのはカードゲームで使用される『トランプ』の中にある数字が書かれていないカード。『ババ抜き』では最後まで持っていると負け…『7ならべ』では相手を妨害するカード…大富豪では最強のカードとなるようにゲームに合わせて仕様が変化する特殊なカードが『ジョーカー』

『ジョーカー』の語源は…

『ジョーカー』の絵札には『道化師』が描かれていて中世ヨーロッパで王族や貴族に仕えていた『宮廷道化師』がモチーフ。『ジョーク』を言ったり『芸』をして楽しませるために雇われていた職業で、ただ楽しませるだけではなく王族や貴族の批判をし、他の者たちが決して言えないような事を口にする…といった役割も持っている。もちろん度が過ぎた批判をすれば処罰される事もあったようですが、多くの場合は王様の器量を疑われるため宮廷道化師を簡単に処罰することはなかったようです。そのためトランプでは『キング』より強いカードとして『ジョーカー』が存在するのです。

軍師かんべえ

ジョーカーは昔から特殊な存在だったみたいですね

最凶のカード『ジョーカー』

バッドマンの中に登場する『ジョーカー』の特徴は『犯罪に対しての目的が一切ない』という点。つまり動機が全くないという事。金欲しさに強盗している訳ではなく…憎いから殺人を犯している訳ではない…『だって…面白いだろ!?…ジョークだよ!ジョーク!』といった理屈のない愉快犯なだけに行動パターンが全く読めない。現代社会に於いて『キング』は国家権力なのか…軍なのか…政府なのか…は分からないが他の者が決して行えない事を平然と行動できる存在が『ジョーカー』。まさに最凶最悪のカードだと言えるのかもしれない…

軍師かんべえ

失うモノがない奴ほど怖いものはない!

格差社会

奇しくも2019年アカデミー作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』が格差社会のメタファーとして『階段』を使って表現していたと同様に『ジョーカー』でも多くの『階段』が用いられ格差を表現したシーンが多く描かれています。富裕層と貧困層との格差は深刻な問題であるが富裕層の人間が政策を練っているため弱者は常に泥水を飲まされる日々を送る羽目となる。

軍師かんべえ

資本主義が産み出す『格差社会』は弱者にとって深刻な問題です。本作でも『階段』を使って表現していましたが…パラサイトとは逆の使い方をしていましたね(・∀・)ニヤニヤ

心優しきアーサー

荒廃するゴッサムシティで心臓と精神を患う母と2人で暮らすアーサー・フレック。アーサー自身も脳に障害を持ち緊張すると笑いの発作に襲われる病気を抱えながらもピエロ派遣サービスで道化師の仕事をしている。この病気のせいで母親以外とはコミュニケーションが取れておらず、人との接し方が分からずに育ったアーサーだったが…幼い頃から母親が言っていた『あなたの幸せな笑顔が…人々を楽しませる』という言葉から、いつしかコメディアンになる夢を抱くように…アーサーの容姿や突然笑い出す病気は一見は不気味なものに感じられるが実は彼は純粋で優しい心を持った人物。

軍師かんべえ

アーサーの笑ってしまう病気で思い出すのが『るろうに剣心』に出てくる瀬田宗二朗。彼は幼い頃に受けた虐待から喜怒哀楽の『喜』以外を失ってしまったキャラでした。

狂っているのは…僕か?世間か?

心優しいアーサーが如何に『ジョーカー』なって行くか…を描いたのがストーリーの核となる訳だが作中で彼は『世間とのズレ』に悩まされる事になる。冒頭でアーサーが『狂っているのは…僕か?世間か?』と自問自答する…この言葉こそが『JOKER』の最大のテーマなのだと思います。果たして『狂っていたのは…どっち?』だったのか…

軍師かんべえ

この画像…アーサーは心の中では泣きたいのに…助けを求めたいのに…不条理な世の中に対し叫びたいのに…必死に笑おうとしています…このシーンは観ていてツラかったです

インスパイアされた2つの作品

監督を務めたトッド・フィリップスは本作がアメリカの社会格差を風刺する作品として話題を集めたのを認めつつ、映画の超目標はあくまでもアーサー・フレックという個人がいかにしてジョーカーという悪役へ変遷するかを描く人物研究めいた作品であるとコメントしている。


ジョーカー (映画) – Wikipedia

監督のフィリップスは本作を製作するにあたりロバート・デ・ニーロ主演、マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』と『キング・オブ・コメディ』に大きな影響を受けていたことを明かしている。

軍師かんべえ

『ジョーカー』鑑賞後の翌日に2作品を連続で鑑賞…『あぁ…』と暫く呆然となりました💦

タクシードライバー

1976年:アメリカ・日本公開
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ 他

あらすじ

ベトナム戦争から退役したトラヴィスは心に病を残しながらもニューヨークの街でタクシードライバーとして働いていた。NYは麻薬、性、暴力が溢れかえり狂気と混乱が入り乱れる人々を目にしながら世界の不浄さに苛立ちを感じていた。そんな不条理な世の中でトラヴィスは大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィに心を奪われてしまう…

1976年ロバート・デ・ニーロ主演の『タクシードライバー』。退役軍人のトラヴィスは人とのズレに悩まされていた。そのズレからとんでもない事を計画するのだが世間が下した評価(客観)彼が意図した事(主観)とは全く逆の結果となってしまう…この映画は『ジョーカー』鑑賞後と同じ種類の『恐怖』が感じとれる作品。インスパイアされているので当然ではあるが…

軍師かんべえ

若き日のジョディー・フォスターが出演していたのにはビックリ!若い…

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キング・オブ・コメディ

1983年:アメリカ公開
1984年:日本公開
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ 他

あらすじ

コメディアンを夢見るルパート・パプキンは有名コメディアンのジェリー・ラングフォードの熱狂的なファン。パプキンはジェリーに自分を売り込むため強引な接触を図るのだが、ジェリーは厄介払いの口実で『今度、事務所に自演テープを持ってこい』と伝える。後日ジェリーに呼び出されたパプキンは『お前の才能は本物だ!私の代わりに番組に出て欲しい』と懇願されるのだが…これはパプキンの妄想であった…

1983年ロバート・デ・ニーロ主演の『コメディー映画』の様に見えるが実は『サイコパス映画』という…とんでもない作品。主役である自称コメディアンのパプキンの妄想と現実が交錯するストーリーで何が現実で何が妄想だっのか…を多くの方が今でも論じている名作中の名作。

軍師かんべえ

興行的には失敗した作品だが黒澤明や松田優作、ディカプリオなどの業界関係者からの評価は非常に高い作品みたいですよ!

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感想(0件)

ロバート・デ・ニーロ

『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』そして『ジョーカー』の3本の作品全てに出演しているのが大物俳優ロバート・デ・ニーロ。あの『トチ狂った』2人を演じたデ・ニーロが常識人マーレイ役としてジョーカーに出演というだけで笑ってしまう。アーサーにとってマーレイは父親以上の存在でいつしか彼の番組にコメディアンとして出演することを夢見ている。しかしマーレイがアーサーにとってしまった行動とは?

軍師かんべえ

私はこの2作品は観ておいた方がより深くジョーカーが楽しめると思いますよ

『ジョーカー』を楽しむポイント

映画公開時に何かと問題となった『ジョーカー』だが一般人より少し貧困な私は心にグサっと突き刺さる衝撃を受けてしまった。もちろんアーサーみたいに障害を抱えている訳ではないし…仕事も一応は順調ではある(給料は安いが…)。それでも世の中に少なからず不平不満はあり、全く悩みを抱えていない訳ではない。このような世の中で必死にしがみ付いて何とか生きている状態ではあるが…一つでもボタンを掛け間違えたら転落していく可能性は十分に考えられる。その時に私は『世間が悪いのか?』『自分が悪いのか?』とアーサーと同じ様な気持ちになるのかもしれません。つまり私は『ジョーカー』になる可能性を秘めているのかもしれない…いや、誰もがその可能性は秘めているのではないでしょうか…アーサーに降りかかる悲劇を自分に当て嵌めて鑑賞すればより深く『なぜ?アーサーはジョーカーになってしまったのか?』が理解できると思われます。最後に喜劇王チャールズ・チャップリンの言葉です

『人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ』

鑑賞する順番

『ジョーカー』単体だけでも十分に楽しめる作品ではあるが、インスパイアされた作品があるだけに個人的にオススメする鑑賞順番を書いみます。但し連続で鑑賞して下さいという訳ではありません…っていうより連続はやめて下さい。

①『ジョーカー』
②『タクシードライバー』
③『キング・オブ・コメディ』
④『ジョーカー』
⑤『ダークナイト』

一気に鑑賞したら10時間以上ありますので本当に病みますので1日1本程度でお願いします。

軍師かんべえ

それでは映画の世界に
『いってらっしゃいませ』

『ジョーカー』を鑑賞された方は
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