『パラサイト 半地下の家族』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人『軍師かんべえ』です。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

『パラサイト 半地下の家族』

2019年:韓国公開 2020年:日本公開
監督/脚本 ポン・ジュノ 主演 ソン・ハンホ

第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞したポン・ジュノ監督によるブラックコメディ映画『パラサイト 半地下の家族』。韓国が抱える格差社会・学歴社会といった問題を皮肉たっぷりのユーモアで演出するあたりは…さすがポン・ジュノと言わざるえない。日本の漫画やアニメが大好きということは有名な話で自分でも漫画を描いていた経験から絵コンテを自ら描き見事な構図を生み出している。ポスターひとつ見ただけでも完璧な構図の中にいくつかの伏線が散りばめられ、鑑賞前から私たちの中の脳みそを搔き乱してくる…このポスターは何を訴えているのか?この謎を解くだけでも十分に楽しめるのに本編はとんでもない展開で私たちを振り回す作品となっています。
韓国の闇ともいえる『学歴社会』が生んだ『格差社会』をテーマに怒涛の展開で私たちを魅了してくる『パラサイト 半地下の家族』
少しの予備知識だけで映画はもっと面白くなる!

あらすじ

家族全員が失業中のキム一家。そんなある日、長男ギウが大富豪のパク氏豪邸へ家庭教師の面接を受けに行くことに…そして妹ギジョンも…父も母も…豪邸に次々と足を踏み入れていく。大富豪に寄生する『パラサイト一家』相反する2つの家族の出会いは想像を超える悲喜劇へと加速していく…

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軍師かんべえ

もはや韓国だけではなくアジアで初の偉業を達成したとも呼べる作品で日本映画界は本当にヤラれてしまった…今の日本にポン・ジュノと同レベルの作品を作れる監督は果たしているのだろうか?

ポスターの謎

なぜ?太線で目を隠す?

このポスターを見て真っ先に思うのが…犯罪者に目を隠す様な太線。富裕層のパク一家には白い太線が、キム一家には黒い太線…この2つの太線の意味とは?もちろんココで見解を書いてしまうとネタバレになってしまうので控えさせてもらいますが…ポン・ジュノ監督の遊び心はポスターにまで及んでいますよね。まぁエンドロールが流れている辺りで考えてみてはいかがでしょうか?

左下に写っている謎の足

一瞬…ホラー映画?と思うほど不気味な謎の足が写っています。もちろんコレも鑑賞後には『そういう事ね』と納得できるのではないでしょうか…ただ疑問を抱かない限りはスルーしてしまいますしポスター自体に目を触れない可能性もありますので敢えて書かせて貰いました。さて…誰の足なんでしょう?

広がっていく格差社会

この映画で登場するのは富裕層のパク一家4人とパラサイトするキム一家の4人。そして元家政婦とその旦那の計10人と登場人物は少な目。ただ一人一人の重要度はかなり高くて、どの人物も目が離せない。ココには写っていないが長男ギウの親友のミニョクも出番は少ないながらもキーパーソンとなってくる…この11人の男女が織りなすドタバタ劇からの一気な急展開…この加速の仕方に付いていけるのでしょうか…

考えすぎなのかもしれないが、ここで気になる点が一つ…苗字である。キムとパクは韓国で使われている名前の1位と3位で韓国の約30%を占めるそうです。本作が『広がっていく格差社会』というテーマを韓国全体に訴えたいという現れなのか…偶然なのか…

ギウ(長男)が友人ミニョクに言うセリフで『予備校に行かない…のではなく行けないんだ!』予備校に通う金がないから大学に行けない…大学を卒業してないから就職もできない。まさに格差社会が生んだ魔のループ。今の韓国の問題をアッサリと演出していて、いかに一般の人はこの魔のループの中に我が子を入れ込むか…で必死になっている。韓国は有名大学を卒業してこそ認められる…という風潮があるため大学受験こそ人生の全てを賭ける時…といった一昔前の日本とも思える様な実態が今の韓国にあるのかもしれません。

富裕層と貧困層の接点

韓国の格差社会が深刻なのは理解できました。だからといって、この2つの層に接点がない訳ではない。どこの世界でも言えることだが金持ちは自らやりたくない仕事は下の人間にやらせる…という事で自然と接点が生まれてきます。家庭教師・運転ドライバー・メイドにキム一家が就く事でパク家との接点が生まれています…これがパラサイト=寄生という事になるわけですね。

一見は貧困のキム一家が金持ちのパク一家に『パラサイト』しているように思えるが実は金持ちのパク一家も雑用という意味でキム一家に『パラサイト』している。つまりは相互寄生で自分には出来ない事を相手に頼む事を双方でやる事で成り立っている関係…一蓮托生みたいな関係であるのに、なぜ…格差が生まれるのでしょうか?

『パラサイト 半地下の家族』で監督は何を訴えたかったのか?このテーマを考えずに…ただ鑑賞するのであれば、おそらく何も印象に残らないB級映画だが『格差社会』に一石を投じている…という視点で鑑賞した時にアカデミー賞4部門受賞の映画に変貌します

もっと面白くなるキーワード

ここからは『パラサイト 半地下の家族』が
もっと面白くなるキーワードを解説していきましょう

半地下とは?

サブタイトル『半地下の家族』の半地下って日本では馴染みのない言葉ですが韓国では珍しくなく北朝鮮の攻撃に備えて作られた防空壕が街中の至る所に作られていたそうです。画像で分るように地中に半分埋まっていて、この高さが意味するものは『格差社会』を表現している。キム一家は一般人が住む地上よりも下の半地下で住んでいることで普通の生活でさえできずに暮らしている半地下の家族であるという事

山水景石

簡単に言うとバカでかいパワーストーン。長男のギウが友人のミニョクに山水景石を貰う事で物語が進展していきます。財運・合格運の効果があるとの事で…本作でも山水景石を貰って家族全員がパク家に就職する…というスキルを発動。しかし山水景石はただのパワーストーン的な扱いではないのは…何となく分るのではないでしょうか?

階段

作中の至る所に『階段』のシーンが出てきます。これはネタバレになるのですが…階段は本作のテーマである『格差社会』を表しています。監督のデティールがスゴくて物語りの序盤ではキム一家は階段を登るシーン(地位が上がっている)が多く、後半になるにつれ階段を下るシーン(地位が下がっている)が多くなる。こういった問題をテーマにした作品ではよく使われるメタファー(暗喩)でもあるが本作でも格差を表現する際に色々な高さや??や〇〇を使って演出しています。こういった伏線が多数存在しますので、それを探すのも楽しみの一環なのかもしれません。

キム一家の特殊スキル

金持ちのパク家に『パラサイト』するだけあってキム一家の4人の各スキルの高さが半端なくスゴすぎる。特に妹のギジョンはIQが高いのではないかと思う位のパラサイトをやってのけてしまう。

『パラサイト 半地下の家族』を楽しむポイント

韓国が抱える問題をブラックユーモアで演出した『パラサイト 半地下の家族』。ただ何となく鑑賞したとしても十分に楽しめる作品ではあるが…せっかく監督が多くのメッセージを散りばめたのだから、それを探すのも面白いのかもしれません。鑑賞後レビューでは予備知識編で出した問題の私なりの答え合わせをしたいと思います。

映画『パラサイト 半地下の家族』を鑑賞された方は
コチラの『鑑賞後にモーっと楽しもう!』
お入りくださいませ⇩

それでは 素晴らしい映画の世界へ…
『いってらっしゃいませ』

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