『許されざる者』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

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許されざる者

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『地獄だよ、人を殺すってのは…
  そいつの過去も未来も全て奪ってしまう』

あらすじ

1881年の西部開拓時代ビック・ウィスキー街の売春宿でカウボーイが娼婦の態度にケチをつけ彼女の顔をナイフで切り刻む事件が起きた。保安官リトル・ビルはカウボーイに馬7頭を売春宿の店主に渡す事で手打ちにしてしまうが、納得のいかない娼婦達は金を集めカウボーイに懸賞金をかけることにした。一方カンザスの田舎では伝説的な殺し屋のウィリアム・マーニーが農夫として子供たちと静かに暮らしてたが生活に困窮していた。そんな或る日、スコフィールド・キッドと名乗る青年が訪れビック・ウィスキ―街でかけられた懸賞金の話を持ち掛けてくるのであった…

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1992年:アメリカ公開
1993年:日本公開
監督:クリント・イーストウッド
脚本:デヴィッド・ウェップ・ピープルズ
製作:クリント・イーストウッド
製作総指揮:デヴィッド・ヴァルデス
出演者:クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン
    ジーン・ハックマン、リチャード・ハリス
音楽:レニー・ニーハウス
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
配給:ワーナーブラザーズ

1992年に公開された『許されざる者』監督・主演を務めたのは西部劇で一時代を築き上げたクリント・イーストウッド。1964年『荒野の用心棒』1965年『夕陽のガンマン』1966年『続・夕陽のガンマン』監督セルジオ・レオーネ、主演クリント・イーストウッドのコンビで作られた3作品はドル箱3部作と呼ばれ西部劇映画の中でも高評価を与えられている。これらの3部作はマカロニ・ウエスタンのジャンルを確立し後に続く作品の原型となるほどで西部劇と言えばクリント・イーストウッドがすぐに連想してしまうほど彼がこのジャンルに与えた影響はかなり大きいのである。

https://bs-movie-matome.hatenablog.com/entry/2020/10/02/212338

そんなクリント・イーストウッドが『最後の西部劇』と称して監督・主演を務めたのが『許されざる者』。本作は第65回アカデミー賞の作品賞、監督賞、助演男優賞、編集賞の4部門を獲得するなど多くの賞レースで評価された作品でもある。それは西部劇という一時代を築き上げた男だからこそ一つの区切りとして製作した『最後の西部劇』だったのかもしれません。イーストウッドは『許されざる者』の製作について次のように語っていました…

『私はただ、この物語を伝えたいと思っただけだ。ウエスタンという神話に私なりの落とし前をつけるためにね。最後のウエスタンを作るとしたら、これ程うってつけの作品はないだろう…』

https://www.thecinema.jp/article/912

イーストウッドが本作にかける想いが計り知れなかった事はコメントから十分に伺える。彼は製作の10年ほど前に本作の権利を手に入れていたようだが自分の年齢が主人公であるマーニーの年齢に達するまで製作を待っていたとの事。それほどまでしてイーストウッドが伝えたかった事とは…『最後の西部劇』と言った意味とは…本編を見れば答えが分かるかもしれません…

https://eiga.com/movie/30882/

もし貴方が想像する西部劇をイメージして鑑賞したのなら肩透かしを喰らう可能性は高いかもしれません。実は私も初鑑賞の時は『あれ?』となってしまいました。西部劇と云えば『先に抜きな!』的な決斗を想像していただけに全く違うアプローチにただ呆然。しかし本当の西部開拓時代とは…リアルの決闘とは…ウエスタンの真実というのは…本物の西部劇映画はとてつもなく人間臭かったのです…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『許されざる者』を100倍楽しもう!

軍師かんべえ

この作品はイーストウッドが作ったからこそ『最後』という言葉に説得力を感じてしまいます。

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マカロニ・ウエスタン

https://www.macaroniwesterns.com/?page_id=14

今は殆ど耳にする事がなくなった『マカロニ・ウエスタン』。実は私もリアルタイムだった訳ではなく言葉として知っている程度で本作の記事を書く上で知識を叩きこんだだけの…『にわか』ですらない存在なので、ご了承して頂きたい。まず『マカロニ・ウエスタン』という言葉はイタリア製西部劇を表す和声英語の事である。つまり日本でしか『マカロニ・ウエスタン』という単語は通じないのである。『さよなら、さよなら、さよなら』で有名な映画評論家の淀川長治さんが名付け親であり、日本ではイタリアを中心として製作された西部劇映画の事を総じて『マカロニ・ウエスタン』と呼んでいました。

ドル箱3部作

https://aucfree.com/items/m305467856

主演クリント・イーストウッド、監督セルジオ・レオーネのイタリア製西部劇(マカロニ・ウエスタン)の3作品『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『ドル箱3部作』と呼ばれている。この3部作が世界的にヒットして事を受けてイタリアを中心としたヨーロッパの映画製作会社が次々と西部開拓時代を舞台としたヨーロッパ人が思い描くウエスタン映画を製作していくのである。

https://note.com/yoshiokakyouzou/n/n406c881f62f8

なんと、その数は500本以上に上る作品が量産されている。しかし1970年代に入ると徐々にブームは失速していく事になります。その原因はマカロニ・ウエスタンの基本コンセプトとして強烈なインパクトのあるアンチヒーロー(型破りのヒーロー)が主人公として求められていた訳だが…アイデアが枯渇してしまう事になります。棺桶を引きずったヒーローや盲目のガンマン、聖職者の殺し屋といったように、要求を満たすために様々な主人公が考え出されたのである。商業用として一人歩きをしてしまったマカロニ・ウエスタンに対し本場アメリカでの評価は如何なものだったのでしょうか…

マカロニ・ウエスタンの評価

上でも書いたが『マカロニ・ウエスタン』という言葉は日本のみで通用する言葉でアメリカではチープなニセモノの西部劇として『スパゲッティ・ウエスタン』と蔑まれていたみたいだ。マシンガンなんてぶっ放してしまうのだから致し方がないのかもしれません。例えるなら私たちが外国人が思い描く『忍者』や『侍』を見て…鼻で笑ってしまっている様なものである。ただドル箱3部作と呼ばれる『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』はマカロニ・ウエスタンの中でもかなり完成度の高い作品なので興味を持たれた方は是非とも鑑賞をオススメ致します。

軍師かんべえ

今、思えば…マカロニの様に空洞で中身のない映画…という意味だったのだろうか…淀川さん!

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西部劇

https://www.kacom.ws/wp-content/uploads/2019/08/stagecoach_3.jpg

1960年代中頃にヨーロッパで生まれた『マカロニ・ウエスタン』は本場アメリカでは受け入れられず1970年代に入ると自然に衰退していくことになった訳ですが…アメリカが過去に作ってきた西部劇とはいったいどういったものだったのだろうか…

西部劇こそ映画の歴史

http://fanblogs.jp/jimmy8989/archive/442/0

西部劇は映画の歴史と共に歩んできた…と言っても過言ではない。その歴史はとても古く、世界初の西部劇映画は1903年の『大列車強盗』もちろんサイレント映画であり、アメリカ映画で初めて本格的なプロット(構想)を持った作品となっている。19世紀後半のアメリカ開拓時代は『白人がフロンティアを開拓した』というアメリカンドリームが西部劇映画の中に存在していました。開拓者魂を持つ白人を主人公に置き先住民や無法者と戦うプロットが大きな人気を得て20世紀前半のアメリカ映画の興隆と共に映画の一つのジャンルとして形成されてきました。

勧善懲悪

https://flourella.wordpress.com/2014/09/21/the-magnificent-seven/

西部劇が描く主人公象は基本的に強く正しい白人とされている。そこに無法者であったり、悪徳保安官であったり…凶悪なインディアンであったり…と『悪役』とされる者との激闘がストーリーの骨子となっている。忘れていけないのは街娘とのラブロマンスも欠かせない要素…そして悪を滅ぼし、最後は再び街を去りどこかへと流れていく…というのが西部劇映画の黄金パターンで一言で表現すなら『勧善懲悪』である。西部劇で代表とされる作品は1923年『幌馬車』、1946年『荒野の決闘』、1948年『アパッチ砦』、1953年『シェーン』、1957年『OK牧場の決斗』、1960年『荒野の七人』、1969年『明日に向かって撃て!』、1972年『荒野のストレンジャー』などなど。

ダイムノベル

https://southwestcollection.wordpress.com/2015/08/24/buffalo-bill-and-the-saga-of-his-dime-novels/

ダイムノベルとは…
アメリカで19世紀後半から20世紀前半にかけて出版された安価な大衆向け小説の総称。

ダイムノヴェル – Google Arts & Culture

今でいう所の週刊誌と思っていただければ伝わりやすいのか…1800年代後半となる、その頃の主な情報源は出版物となってきます。その中で新聞とは違い安価な本として流行したのが『ダイムノベル』わずか10セント(現在の価値でも約10円)で購入できるノベル(小説)だったのです。西部開拓時代の頃に流行していた『ダイムノベル』は探偵小説や冒険小説も人気ではあったが『西部とフロンティア』の物語も人気のジャンルとされていました。このダイムノベルこそが西部劇映画のストーリーの基盤となっているのです…ただし『ダイムノベル』は本を売るのが最大の目的だった事から事実とは違う事も多々あったようで誇張されていた節もあったみたいです…

軍師かんべえ

西部劇が衰退していった理由としては、先住民を悪役として扱っていたのが原因。2012年に公開された『ジャンゴ 繋がれざる者』では黒人が主人公となり白人が悪役になるという逆転を見せました(笑)

ディカプリオ

こんなレオ様見た事ないだろ…ワイルドだろう

『許されざる者』を楽しむポイント

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幼い頃に西部劇を観て育ったクリント・イーストウッドが誇張しすぎ衰退していくことになる『マカロニ・ウエスタン』によって俳優としてのキャリアを積み重ね…そのケジメとして1992年に『最後の西部劇』と称して『許されざる者』を製作。自らを主演とし過去の作品では伝えることができなかったリアルな西部開拓時代が描かれています。この映画の中には私たちがイメージする『英雄』は存在しないのである。そして分かりやすい『悪役』も存在しない。それでは何が本作の中に存在するのか…それは決して罪を贖うことができない『許されざる者』が存在しているのである…

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それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ

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