『THE BATMAN』を100倍楽しもう

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!
『THE BATMAN』鑑賞されている方は
鑑賞後レビュー『モーっと楽しもう』にどうぞ
目次
THE BATMAN

信じれば残酷に…
否定すれば狂暴になるもの…なーんだ?
あらすじ
2022年:アメリカ、日本公開 監督:マット・リーヴス 脚本:マット・リーヴス、ピーター・グレイグ 原作:DCコミックス『バッドマン』 製作:マット・リーヴス 出演:ロバート・パティンソン、ゾーイ・グラヴィッツ ポール・ダノ、ジェフリー・ライト、ジョン・タトゥーロ アンディ・サーキス、コリン・ファレル 他 音楽:マイケル・ジアッチーノ 撮影:グリーグ・フレイザー 編集:ウィリアム・ホイ 製作会社:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ DCフィルムズ 6th & Idaho ディラン・クラーク・プロダクション 配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
アメリカで最大かつ最も歴史のあるコミックブック会社のDCコミックス。その中でも絶大の人気を誇るダーク・ファンタジー・ヒーロー『バットマン』を『クローバーフィールド』『猿の惑星』を手掛けた マット・リーヴスが監督・脚本・製作の3役を務め2022年に映画公開されている。
過去にも何度もリブート(再起動)され続けている『バットマン』であるが今回も『TENET』『トワイライト』のロバート・パティンソンを主演にマット・リーヴス版として再びバットマンが始動。

もちろん再起動とあって過去作とは接点を持っておらず今回の『THE BATMAN』単体で楽しめる内容となっている…と言いたいが ここ30年でティム・バートン版(2作品)、シュマッカー版(2作品)、ノーラン版(3作品)、ザック・スナイダー版(3作品)と4人の監督がバットマンを映画製作していたこともあり 今回の『THE BATMAN』では基本設定となる部分は描かれておらず『もう分かっているでしょ』といった知っているテイで話は進められていく不親切な設計となっている。
バットマン初心者にとっては入りづらいかもしれませんが…もちろんココではしっかりと解説をしていきますので観たことがない方でもご心配なくお楽しみください。

基本設定を解説していない分 いきなりストーリーの核心に入っていくのですでにバットマンを知っている人には『また…あの説明を観ないで済んだ』と思ったのではないでしょうか…
私はバットマンをこよなく愛してきたバットマン・フリークではないが過去作は殆ど鑑賞している。そんな私であるが軽い感じのマーベルより重厚感のあるDC派である事は断言できます。
バットマンが抱える暗い過去や背負っているものや責任に圧し潰されそうになるストーリーが堪らなく好きなのである。ネタバレになるが今回のブルース・ウェインはかなりのメンヘラ君だったのも非常にヨキ(笑)

過去に描かれてきた『バットマン』とは違い『THE BATMAN』は精神的にも肉体的にも機能的にも非常に弱いのである…おそらく過去最弱かもしれない。ただこの最弱設定はブルース・ウェインがBATMANになってまだ2年しか経っていないという理由があるからです。
既に強さを誇っていた今まで描かれてきたバットマンではなく今回は一緒に成長を見守れるBATMANとなっている。戦闘経験が浅く、力加減がまだ分からないのか必要以上に相手に暴力を振るってしまうシーンには思わず『やり過ぎ』と呟いたほど(笑)
更に過去作との決定的な違いはDCコミックスで掲載されていた『バットマン』の本来の描かれ方が今作ではされていた…みたいです。(原作を読んだことないのでこのような書き方になってしまいます)

DCコミックスのDCとは“Detective Comics”の略であり”Detective”は『探偵』という意味である。DCコミックスで掲載されている『バットマン』はヒーロー漫画というジャンルではあるが同時にミステリー要素も強く日本でいう金田一少年君ばりに謎を解明していくストーリーになっているみたいである。
バットマンはダークヒーローという位置づけから映画ではアクション要素やヒューマンドラマとして描かれる傾向が多かったが…本来のDCコミックスでは事件の真相を暴いていく探偵要素が強かったみたいである。
ココまで書くという事は…であるが今回ご紹介する『THE BATMAN』はアクションやヒューマンドラマだけではなくミステリー要素が強めに描かれている作りとなっているのである……少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『THE BATMAN』を100倍楽しもう!

何度リブートされているんよ!と思わず叫んでしまうほどで…しかもザック・スナイダー版は現在も進行中なのにリーヴス版が始動されたことにはビックリしますよねぇ

『バットマン』シリーズ

アーティストのボブ・ケインと作家のビル・フィンガーによって創られた『バットマン』。1943年には『ザ・バットマン』として映画公開され1949年『バットマン&ロビン』1966年『バットマン』…と次々と公開されています。更に1966年にはテレビドラマ版として放送もされていました。
たしかに幼少の頃から『バットマン』というアメリカのダーク・ヒーローの存在は知識としてだけは持っていたが…バットマンというダークヒーローの存在を私が確実にしたのは1989年ティム・バートンが製作した『バットマン』1992年『バットマン・リターンズ』が公開された時である。
ティム・バートン版

まだガキだった私はバットマンを初めて観た衝撃はとんでもないものでありました。日本のヒーロー戦隊とは違いバットマンは常に戦うための意義を探している…どこか影のある人間なのである。
単純に悪い奴が存在するからヒーローになっているのではなくブルース・ウェインという人間のドラマを知った時に彼が戦っている意味であったりバットマンとして存在している理由の輪郭が浮かび上がってくるのである。こんなの小学生や中学生の頭で理解できるわけがない…
本来は子供が見て楽しいと思えるのがヒーロー映画なのかもしれないが1989年ティム・バートン版の『バットマン』は明らかに鑑賞者の精神年齢を子供から成人へと上げている作品となっている…とは言っても決して難解な映画ではありませんのでお間違いなく。
ジョエル・シュマッカー版

大人が観る『バットマン』という地位を確立させたのも束の間で…1995年・1997年にジョエル・シュマッカー監督が再び鑑賞者の精神年齢を下げるような子供向けのバットマンを描いてしまうのである。
アーノルド・シュワルツェネッガーやジム・キャリーにトミー・リー・ジョーンズ、ユア・サーマンという大物俳優が出演。更に『Mr.フリーズ』ではブルース・ウェイン役にジョージ・クルーニーを起用する…といったバットマン・バブル期みたいな作品が2連続で公開されました。
しかし大人の観る『バットマン』で一度 評価を得てしまったのが災いとなってしまったのか…子供じみたシュマッカー版2作品は『いまいち』といった評価を得てしまうことになります。
クリストファー・ノーラン版

そして2005年~2012年にかけて公開されたのが『最高のバットマン』としてファンの間で非常に評価の高いクリストファー・ノーラン監督が手掛けた『ダークナイト・トリロジー』の3部作。
バットマンの誕生秘話から最大のライバルであるジョーカーとの死闘…そしてバットマンの存在意義を描いた3部作となっている。中でも2作目の『ダークナイト』は絶大な人気を誇りジョーカー役のヒース・レジャーはその年のアカデミー助演男優賞を受賞されるほどであります。
『バットマン』はポップよりもダークの方がウケがいいのか…ノーラン版はとにかく映像も演出も非常に暗いといった印象があります。アクションも見ごたえあるがノーラン版はブルース・ウェインという人間のドラマが強く演出されているため今までとは違う角度からの『バットマン』となっていました。
ザック・スナイダー版

ザック・スナイダー版を『バットマン』の作品としてカウントしていいのか…という疑問は残るが一応バットマンは登場していますので書き記しておきます。
DCコミックスの最大のライバル会社である『マーベル・コミック』 2008年から始まったマーベル・コミックに登場するスーパーヒーローたちが同じ世界線で存在するというクロスオーバー作品『マーベル・シネマティック・ユニバース』通称『MCU』が始動。

『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』『ハルク』『マイティ・ソー』といったヒーロー達が一堂に会する夢のような作品で…日本人に分かりやすく解説するのなら『ウルトラマン全員集合』『仮面ライダー勢揃い』みたいなもの
マーベルが打ち上げた『MCU』が世界的に大ヒットするのである。中でも一つの区切りとして描かれた『アベンジャーズ・エンドゲーム』は世界興行収入で28億ドル(約3800億円)を記録する怪物クラスの作品となってしまいました。
この『MCU』のヒットを受けてDCコミックスも二番煎じではあるが企画したのがヒーローたちをクロスオーバーさせる『ジャスティス・リーグ』なのである。
『300』『ウォッチメン』『エンジェル・ウォーズ』など現実離れをしたヴィジュアルを徹底的に作り上げることで有名なザック・スナイダーを監督として起用して始動された『ジャスティス・リーグ』ではあるが…『成功とはいえない』という残念な結果となってしまいます。
『スーパーマン』に『バットマン』『ワンダーウーマン』とマーベルには負けず劣らずのヒーローを揃えているがバットマンのダークなイメージに引っ張られたのか全体的に演出が『暗い』のである。原因は他にもあるのだろうがMCUほどの人気とはならず…企画は続行されているのか終わったのかすら分からない状態。
JOKER

番外編となるが『バットマン』を楽しむ上で抑えておきたいのが最大のライバルとなるジョーカーの誕生秘話となる物語『JOKER』過去のバットマンとは一切の関係を持たない単独の物語として扱われている。
今回紹介している『THE BATMAN』で今後に間違いなく登場するであろう人物なのでココでご紹介いたしました。
冒頭でも述べた通り今回の『THE BATMAN』はリブート(再起動)作品とあって過去のバットマンの内容を知っておく必要はありません。しかしコレだけリブートされ続けた作品も非常に珍しく この他にもアニメ版やLEGO版のバットマンも存在しているのである。
リブートされるたびにバットマンの基礎知識的なストーリーが説明されるのだが…『THE BATMAN』に於いては『今まで散々バットマンをやっている訳だから…もう知っているでしょ!』といった感じで知識0の人たちを切り捨てているようにも感じてしまいます。
たしかに『THE BATMAN』を観に行くような人は既にそれなりの知識を持っている人が殆どではあるが敢えてココでは『バットマン初心者』の人のために基礎的な知識を説明していきたいと思います。

ちなみに私は過去作の中では『バットマン・リターンズ』が好きですわぁ♡

ゴッサムシティ

『バットマン』に登場するアメリカ合衆国の架空の都市でバットマンのホームグラウンドとして知られている。ニューヨークがモデルになっていることは説明は不要なくらいニューヨークしている犯罪都市である。
ギャングにマフィアだけでなく悪徳政治家や悪徳警官までもが蔓延る街で世界一危険な街と云えるだろう。貧富の差も激しく不就労者や浮浪者の数は半端なく多く…一応の秩序を持っているギャングやマフィアよりもある意味で怖い存在なのかもしれません。
街を取り締まる警官や司法でさえも賄賂を受け取り犯罪を見逃している…という最悪な犯罪都市がゴッサム・シティという街なのである。
しかし、そんな腐れ切った犯罪都市ゴッサムに突如現れたのが街を自警するバットマン

お金やプライドで動く人間とは違いバットマンの目的は街を浄化することだけなのである。そのための見返りは一切求めていないため人々からは理解されていない…という現状がある。
街のために犯罪と立ち向かうバットマンであるが犯罪者との対抗手段が行き過ぎる暴力ということもあり素直に『正義のヒーロー』とはなれない存在で一般の人からも恐怖の象徴として恐れられている。
ブルース・ウェイン

父トーマスと母マーサの息子であるブルース・ウェイン。アメリカで有数の億万長者であるトーマスは妻のマーサと共に強盗に襲われ殺害されている。シリーズによって殺害した犯人が変わるが抑えておくべきことはブルースが幼い時に目の前で両親が殺され莫大な遺産が舞い込んできた事と孤児になったという事。
両親の死が犯罪を許さないというブルースの信念に結び付くことになります。この世の悪と戦う事を決意したブルースは学問を究めて探偵術や犯罪捜査術を学ぶと同時に極限まで肉体を鍛え上げ様々な武術を修得し高性能スーツを纏いバットマンとしてゴッサムシティに現れるのである。
なぜコウモリのスーツを選んだのかは…幼少の頃に洞窟で大量のコウモリに襲われたことがトラウマとなりブルースに恐怖の対象としてコウモリが植え付けられました。犯罪者にとって恐怖の象徴となるべくバットマンが生まれたという訳です。

過去に何度もリブートされたためバットマンであるブルース・ウェイン役は多くの俳優が演じてきました。両親の死がブルースをバットマンに仕立てたという設定はどのシリーズも一緒で彼の堅い決意と熱い情熱は決して表には出さずブルース・ウェインという人間は親の莫大な遺産を食い潰すだけの道楽息子というイメージを世間には植え付けていました。
だからこそブルースは街のイベントやパーティには必ずといっていいほどキレイな女性を引き連れて参加しています。慈善事業にも積極的に参加したりゴッサムシティでブルース・ウェインを知らない人はいない…と言われるほど活動的に動き回っていてゴッサムのプリンスとして存在しているのです。
今回のロバート・パティンソンが演じた『THE BATMAN』はまだ2年目という経験の浅さがどうしても出てくるダークヒーローとなっている。この未完成な部分が今回の魅力でもあるのです。未成熟な分 それを補ってくれるのが執事のアルフレッドなのです。
アルフレッド

両親の死で天涯孤独となったブルース・ウェインだが幼きブルースを暖かく見守ってくれたのが執事のアルフレッド・ペニーワース。時には父となり、時には師となり、時には友人ともなるブルースにとって一番大切な人物であることは間違いないでしょう。
ブルースの父トーマスの代から仕える忠実な執事であり、戦争時には軍医として従軍するなど多彩な経歴を持っている。シリーズによっては英国の特殊部隊に所属していたという肩書まで持っている。
ブルース・ウェインがバットマンであるという事実を知っている数少ない人物でブルースからの信頼は絶大だという事は言うまでもない。ちなみに今作の『THE BATMAN』でアルフレッド役を演じたのは…アンディ・サーキスという人物

『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムやキングコング、『猿の惑星』のシーザーといったモーションキャプチャを得意とする俳優の方でクレジットされていないが2014年『GODZILLA』でもモーションアクターとして参加している。更に監督としても活動をしており幅広い活躍をしている人物なのである。
ゴートン警部補

ゴッサム・シティでは本来は犯罪を取り締まる立場のはずの警官や司法でさえ賄賂によって悪に染まっている。ただ腐れ切った警察組織の中でも一切の賄賂を受け取らず犯罪と立ち向かっている警官も中に存在していて…そんな一人がジェームス・ゴートン警部補であり、数少ないバットマンの理解者なのである。
バットマンの立場はあくまで自警であるため警察のような捜査権限は持っていない。やっている事は不法になってしまい…時には警察の捜査妨害になる場合も多々あるため警察との関係は決して良好とは云えない。
賄賂を貰って犯罪を放置している悪徳警官にとっては自分もバットマンの悪の対象となっているのではないか…とヒヤヒヤしている者も多いはずである。
ゴートン警部補はバットマンと協力している事から一部の警官仲間からは疎まれているが本人は特に気にしている様子はなさそうである。二人の絆は思っている以上に堅くお互いに信頼している関係を気付いているのである。しかしゴートンはバットマンの正体がブルース・ウェインであることを今だ知らないのである。
キャットウーマン

バットマンの中でのセクシー担当となるのがキャットウーマン。バットマンとは複雑な愛憎関係を持っており、敵対することもあれば時には共に戦うこともある。ルパン三世で言うところの峰不二子だと思っていただければ分かりやすいのかもしれません。
スーパーヴィラン(悪役)となっているが殺人は行わない主義で犯罪者から盗んだ金品を慈善団体に寄付することもあるネズミ小僧みたいなキャラのキャットウーマン
過去にはミシェル・ファイファーやハル・ベリー、アン・ハサウェイといった美女たちがキャット・ウーマンを演じてきました。今作ではゾーイ・クラヴィッツが初のショートカットヘアーでのキャットウーマンを演じていて…しかもゾーイは『ある種のロマンチックな関係』とインタビューで答えている。
これはバットマンとの関係を意味しているのか…それとも別の誰かなのか…非常に気になるところである。
ヴィラン(悪役)

バットマンのヴィラン(悪役)と云えば『ジョーカー』が最も有名ではあるが…他にも何と60人以上もヴィランが存在していることはあまり知られていません。全てを紹介する訳にはいかないが過去の映画作品で登場した印象の強いヴィランをココでは紹介したいと思います。
ジョーカー

ピエロのメイクでゴッサムの街を恐怖に陥れた最凶最悪のヴィラン『ジョーカー』バットマンの最大のライバルでもあるため映画化されると必ず登場してくるヴィランである。個人的にはダークナイトの『ジョーカー』が一番好みなのだが…どのジョーカーもクレイジーであることには間違いない。
2019年にはジョーカー誕生秘話としてホアキン・フェニックスが演じた『JOKER』が劇場公開。2012年『ダークナイト・ライジング』公開時に起きたジョーカーのコスプレをした男の銃乱射事件が原因で『JOKER』公開時には軍が出動したというエピソードがあるほどジョーカーという人物は影響力が高いのである。

日本でも2021年にジョーカーを模したした男性が東京の京王線で刃物で他の乗客を切りつけた上に車内に液体をばらまき放火し、18人が重軽傷を負った殺人未遂事件が発生している。
今後『THE BATMAN』でジョーカーが登場するようなら劇場に厳戒態勢が敷かれる可能性は非常に高いであろう。いや間違いなく登場するので軍隊が配備されるでしょう。何も起こらないことを祈るばかりである。
ペンギン

バットマンの中のスーパーヴィランの一人であり、特殊な傘を武器として使い、背が低く恰幅のよい男性として描かれている。他のヴィランとは異なりペンギンはしっかりとした自己管理能力を備え、精神崩壊はしておらず完全に正気である。
バットマンでは狂気に走ったヴィランが多い中で犯罪者でありながら正常な人間であることが逆に異彩を放っている。『バットマン・リターンズ』では市長にまで登りつめていて頭が良く野心家の一面も見せている
トゥーフェイス

ゴッサムの高潔な地方検事であったハービー・デント。原作では裁判中に酸性の化学薬品を投げられて顔の左半分に大火傷を負ってしまう。その怪我の影響で正気を失い二重性に取り憑かれた犯罪者『トゥーフェイス』として生まれ変わってしまう。
トゥーフェイスは全ての重要な意思決定をコイントスで行うという特徴を持っている。ノーラン版のダークナイトではジェームス・ゴートン警部補とバットマンと盟友であったことが描かれている。
リドラー

今回の『THE BATMAN』のメイン・ヴィランとして登場するのが なぞなぞが大好きな『リドラー』。原作でも犯罪の計画になぞなぞやパズルを組み込み警察とバットマンに事件を解決するための手がかりを残して謎の解き合いを楽しむサイコパスな一面を見せている。
1995年公開の『バットマン・フォーエバー』ではジム・キャリーがリドリーを演じている。緑の派手な衣装で山高帽を被りバットマンになぞなぞを仕掛けてくる非常にIQの高いヴィランとして描かれていました。

ゾディアック事件

『THE BATMAN』で登場するメイン・ヴィランである『リドラー』は実際にアメリカで起こった未解決事件『ゾディアック事件』からインスパイアされていると監督のマット・リーブスは語っていました。
警察やマスコミに挑発を繰り返しながら犯行に及んだこの犯罪はアメリカでは『劇場型犯罪』として有名な事件の一つである。犯人が声明文の中で『私はゾディアックだ』の一説を頻繁に用いたことで『ゾディアック事件』という名称として知られるようになったみたいだ。

バットマンの基礎知識として簡単に説明しようと思ったら…とんでもない量になってしまいました( ゚д゚)ハッ!

『THE BATMAN』を楽しむポイントは

バットマンの基本設定を省いていながら2時間56分という長尺の上映時間になっているだけに内容はとても濃いものになっています。だからといって無駄なエピソードはなく本当にアッという間の3時間になることは保証します。
基本バットマンが好きな方が本作を鑑賞するので基本設定は頭に入っているでしょうが…初心者の方に楽しむためのポイントをおさらいすると…
バットマンの正体であるブルース・ウェインという男は無償で街を自警している億万長者の青年である。
そしてバットマンは街のヒーロー的な扱いを受けていない。
リドラーはバットマンに何故なぞかけを残したのか…
執事アルフレッドとブルースとの関係は…というポイントを押さえておけば楽しめると思います…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『THE BATMAN』を100倍楽しもう!
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それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ
