『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人『軍師かんべえ』です。
映画ライフを楽しんでますか!鑑賞前の予備知識!
これで映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

ファンタスティック・ビーストと魔法の旅

引用元:映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』ブルーレイ&DVDリリース (warnerbros.co.jp)

2016年:日本公開
監督:デヴィット・イェーツ
原作・脚本:J・K・ローリング
出演:エディ・レッドメイン 他

ハリーポッターの1作目『賢者の石』から約70年前のニューヨークが舞台となる『ファンタスティック・ビーストと魔法の旅』はハリーポッターシリーズのスポンオフ前日譚であり全5作の映画化が決定している。

本作はハリーポッターシリーズの成功に伴い2013年に映画化が決定され、原作者のJ・K・ローリングは『ファンタスティック・ビーストと魔法の旅』で初めて脚本を手掛けることなった。

ハリーポッターシリーズでホグワーツ魔法魔術学校で使われる教科書『幻の動物とその生息地』の著者ニュート・スキャマンダ―が本シリーズの主役となり各作品ごとに異なる都市が舞台となっていて1作目の『魔法の旅』では1926年のアメリカ・ニューヨークから物語は始める。

あらすじ

映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』予告編【HD】2016年11月23日公開

1926年イギリスの魔法生物学者のニュート・スキャマンダ―はアメリカ・アリゾナ州に向かうため経由地ニューヨークに船で到着する。ニュートが持つケースは魔法で拡張されているため複数の魔法動物の住処になっていたのだが、ケースの中から魔法生物がニューヨークの街に飛び出し逃げ出してしまう…

『ファンタビ』メインキャスト

引用元:「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」キャラクタービジュアル – 宮野真守「皆のおかげで魔法使いになれた」、「ファンタビ」舞台挨拶で呪文唱える [画像・動画ギャラリー 33/44] – 映画ナタリー (natalie.mu)

『ハリポタ』シリーズがハリー、ロン、ハーマイオニーを中心に繰り広げられた友情の物語なら『ファンタビ』シリーズではニュート、ティナ、クイニー、ジェイコブといった4人を中心に物語は進んでいきます。それぞれが個性溢れるキャラクターで今後のシリーズでも大活躍していくだけに『ファンタビ』シリーズ第1弾『魔法使いの旅』を鑑賞する上でメイン・キャスト4人の予備知識を頭に入れておくだけでも『ファンタビ』はもっと面白くなります。

ニュート・スキャマンダ―

引用元:映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』オフィシャルサイト (warnerbros.co.jp)

イギリスの魔法使いで後に魔法動物学者として『幻の動物とその生息地』を書き上げるニュート・スキャマンダー。その本は約70年後の世界を描かれた『ハリーポッター』シリーズではホグワーツ魔法魔術学校で教科書として使用されているのである。本作でニュートは魔法生物『サンダーバード』をアメリカのアリゾナ州に帰すためイギリスから渡米、経由地のニューヨークに船で到着した所から物語が始まるのです。

港にある関税でケースを開けると中にはハッフルパフのマフラーが入っています。ニュートはホグワーツ魔法魔術学校でハッフルパフ寮に組み分けされていましたが在学中に問題を起こしたという事で退学処分を言い渡されているのです。

しかし当時のアルバス・ダンブルドア教授が彼の潔白を強く主張。結局ニュートが退学処分になったのか…復学を許されたのかは現状では不明となっています。しかし杖の使用を認められているという事は無事に卒業できたのかもしれないのかもしれません。今後のシリーズで明かされるかもしれませんね。

魔法のスーツケース

ニュートが常に所有していたスーツケースには検知不可能拡大呪文がかけられており、無数の魔法動物をケースの中に入れて旅をしている。魔法で拡張されていたケース内部にはあらゆる動物に合わせた自然環境が用意されていて彼の作業小屋までもケースの中に存在している。

軍師かんべえ

本作の主人公のニュート・スキャマンダ―。人付き合いが上手ではないが魔法動物とは心が打ち解けている…といった謎の多い青年。今後のシリーズで彼の人間性が描かれていきそうですね!

ティナ・ゴールドスタイン

ポーペンティナ・ゴールドスタインは幼い頃に両親を病気で亡くして以降は妹のクイニーと男子禁制のアパートで2人暮らしをしている。アメリカのマサチューセッツ州にの歴史あるイルヴァモーニ魔法魔術学校でサンダーバード寮に組み分けされ魔法を学ぶ。卒業後はアメリカ合衆国魔法議会(MACUSA=マグーサ)の闇祓い(魔法界における警察兼軍隊)に所属していた。

ティナは闇祓いに所属している時に新セーレム救世軍(魔法使いと魔女を糾弾および根絶を目的としている団体)のメアリー・ルー・ベアボーンに対して魔法を使って攻撃した事ににより任を解かれ魔法の杖認可局に左遷される事になった。この仕事は彼女にとって満足できるものではなく闇祓いへの復帰を狙い独断で新セーレム救世軍の調査に当たっている。

ティナはニュートが街中で魔法を使っているのを目撃したためアメリカ合衆国魔法議会に連行をするが、捜査権のないティナをピッカリー議長は相手にせずに追い出してしまう。

ニュートとの恋の行方

出会いこそ『街中で魔法を使った者』と『アメリカ合衆国魔法議会の者』という立場だった2人だが本作で次々と降りかかる困難を助け合って乗り越えていく内にお互いが意識しあう存在になっていく…といった恋物語も本作の魅力。果たして2人の恋の行く末は…

クイニー・ゴールドスタイン

ティナ・ゴールドスタインの妹で幼い頃に病気で両親を亡くして以降はティナと2人で暮らしている。彼女もイルヴァモーニ魔法魔術学校を卒業しているが姉のティナが所属していたサンダーバード寮とは違いパクワジ寮に組み分けられている。彼女も卒業後はアメリカ合衆国魔法議会に所属するが彼女は初めから魔法の杖認可局でデスクワークに就いている。彼女は開心術士であり他人の心を読んで感情や記憶を読み取る能力を持っていた。

ジェイコブとの恋の行方

心を読む能力を持ち合わせているくせに男の前で誘惑する様なセクシーな振る舞いをするクイニー。彼女に見とれてしまったジェイコブに『気にしないで…私を見た男性は みんな そう思うの…』と下心を読まれてしまう。まさにハニートラップ。しかしクイニーはノーマジ(人間)のジェイコブの心の清らかさに次第に心が奪われてしまう。魔女のクイニーとノーマジのジェイコブの恋の行方も今後の見どころとなってくるだろうが…実はイギリスの魔法界とは違いアメリカの魔法界では人間と接する事は禁じられているため恋人どころか接触も法律違反となってしまう。障害があればあるほど恋は燃えてくるものだが…果たして二人の運命は…

ジェイコブ・コワルスキー

ポーランド出身のアメリカ在住のノーマジ(人間)のジェイコブは1910年代に第一次世界大戦で従軍した後にアメリカに戻り缶詰工場で働き始める。しかしジェイコブはパン屋を開業する事を夢見て融資を受けるため銀行に出向くが断られてしまう所にニュート・スキャマンダ―と偶然にも出会ってしまう。

オブリビエイト:忘却術

オブリビエイトは忘却術で魔法の一種。相手の記憶の一部もしくは全てを消し去る呪文。アメリカ合衆国魔法議会の決定でノーマジと接触した場合やノーマジに魔法を見られた場合はオブリビエイトを掛け魔法に対しての記憶を消し去らなければいけない法律があります。ニュートやティナ…そして恋をしてしまったクイニーとの記憶は消し去られるのでしょうか…

軍師かんべえ

ニュート、ティナ、クイニー、ジェイコブの4人を中心に物語は進んでいきますが…果たして2組の恋物語は?

ゲラート・グリンデルバルド

OPで出現した銀髪の後ろ姿の男はゲラート・グリンデルバルド。彼はトム・リドル(ウォルデモート)が出現するまで史上最強かつ最も危険とされた闇の魔法使い。実は原作の『ハリーポッターと賢者の石』で既に名前だけは登場している人物で『ダンブルドアに倒された』と記されている。ダンブルドアとの関係性が今後の『ファンタビ』シリーズで明かされる事になってきそうです。

アメリカ合衆国魔法議会

ハリポタシリーズにおける魔法省のような政府機関でこの機関を統率するのがアメリカ合衆国魔法議会議長。魔法省では非魔法族をマグルと呼んでいるがマクーザではノーマジ(ノー・マジック)と呼んでいて、ノーマジと接触する事を非常に恐れていて禁じている。もしノーマジと接触した際は記憶を消すオブリビエイトの呪文を掛ける事を義務付けられています。更に魔法省とは違い魔法動物は人間界に魔法を晒す可能性が高い事から脅威とみなされアメリカで育てる事はもちろん海外からの持ち込みも堅く禁止されています。

セレフィーナ・ピッカリ―議長

アメリカ合衆国魔法議会の最高責任者で彼女が全ての権限を持っている。非常に厳格で気難しい性格であるがために議長としての適性は高くカリスマ性も備えているが人付き合いはあまり上手な方ではない。

パーシバル・グレイブス

アメリカ合衆国魔法議会の魔法法執行部部長でもあり闇祓いでもある。ピッカリ―議長からは厚い信頼を得ていて重要な任務や作戦の際は指揮官を命じられたり国際会議などの場にも同行させるほどの人物。周囲に対しては命令口調で指示を出したり、物々しい発言をしたりする事もあるが任務に真摯に当たる姿勢から彼に従う者や慕う者も多くいる。本作では敵対する新セーレム救世軍のメアリーの養子クリーデンスに接触し、ある子供の捜索を依頼している。

闇祓い

闇の魔術に関連した犯罪を捜査するエリート捜査官。本部での厳しい適性検査で合格した者だけが訓練を受けることができる。極めて優秀な人材しか採用されないため合格者の出ない年まである。闇の魔法使いとの戦闘機会が多いため殉職者や後遺症の残る重傷者が続出している。

アバナシ―

アメリカ合衆国魔法議会では魔法の杖認可局でティナやクイニーを監視している上司。

新セレーム救世軍

新セーレム救世軍(NSPS)はメアリー・ルーをリーダーとする、魔法使いたちが実在することや危険性を訴えている団体。木のツエを手で折る様子がデザインされたマークを使用し、冊子「我らの中に魔女がいる」などを作成している。

新セーレム救世軍(NSPS) – 「ファンタスティック …

メアリー・ルー・ベアボーン

アメリカから魔術を根絶やしにする事を目的とした新セレーム救世軍を指揮するリーダー。チャスティティ、クリーデンス、モデスティという3人の養子いて自分に従わないと虐待を行っていた。

クリーデンス・ベアボーン

1905年にクリーデンスは過激な反魔法族団体の新セレーム救世軍を統率するメアリー・ルー・ベアボーンの養子となるが、メアリーは彼の中に眠る魔力を抑えようと精神的および肉体的な虐待を加える。養母メアリーと敵対する魔法議会のグレイブスと密会を重ね、ある子供の捜索に当たっている。

オブスキュラス

魔法族の子どもたち(オブスキュリアルと呼ばれる)の抑圧された力の具現である。「闇の」「体を蝕む」力と言われ、こうした子どもたちが精神的あるいは身体的虐待によって能力を抑圧せざるを得ない状況で発生する。このエネルギーは暴力や苦痛に満ちた怒りなどから出現し体内から放出される。

オブスキュリアル | Harry Potter Wiki | Fandom
軍師かんべえ

オブスキュラスを発生させた子供は10歳未満で死んでしまうのでクリーデンスから放出されたものではない…と魔法議会は考えていました。

魔法動物

『ファンタビ』シリーズの中で何よりも魅力的な存在はタイトルが示す通り数々の『魔法動物』たちである。愛くるしくイタズラが大好きな魔法生物から飼い馴らす事は不可能で死の危険さへ伴う魔法生物といったように個性溢れる魔法動物たちが次々と出現してきます。この魔法動物を観ているだけでもワクワク・ドキドキは止まらないものですがココでは簡単に本作で登場する魔法動物を解説していきましょう

サンダーバード

アメリカ・アリゾナ州で暮らす巨大な鳥類。ニュートは密猟により捕らわれていたサンダーバードを故郷に返すため渡米している。サンダーバードは強力な翼を有しており飛翔時には風を起こす事ができる。超自然的な被害に対しての危機察知能力が優れているため、その羽は魔法の杖の材料として扱われている。

ニフラー

モグラとカモノハシを掛け合わせたような容姿で愛らしい魔法動物であるが実はイタズラ好きで非常に手が掛かる。輝くものに惹きつけられる性癖があるため宝物探しにはもってこいだが、室内で飼ったり放し飼いすると大混乱を招く恐れがある。ただ一般的には無害。

オカミー

翼を持つ蛇の様な容姿で周りのスペースに合わせて自由に体を拡大・縮小させる能力を持っている。オカミーの卵の殻は純銀で出来ている事からハンターに狙われやすい。

スウーピングイーヴル

ヘビと巨大な蝶の中間のような外見を持っていて空を飛ばないときはトゲが付いた翼を丸め緑色の繭のような状態になる。スウ―ピングイ―ヴルは人間の脳を捕食するため極めて危険であるが分泌される毒は希薄すれば悪い記憶を消す薬として用いることができる。

デミガイズ

草食性のおとなしい魔法動物であるデミガイズは透明になる能力と予知能力が備わっているため捕獲は非常に難しく予測不可能な行動を取らなければいけない。更にデミガイズの毛皮から透明マントが作られるため大変珍重されている。

ボウトラックル

ボウトラックルは木の守番であり杖などに使用される樹木に生息している。見た目からは想像できないが危険に迫られると鋭い指を使い目をくり抜いてくる危険な攻撃をしてくる。

エルペント

体重は1tにもなる大型生物で殆どの呪詛を跳ね返す分厚い皮膚を持っている。特徴でもある角は全ての物を貫く威力と角の中には毒液が入っており、その毒を注入されると爆発してしまう。

ニュート

僕のスーツケースの中は魔法動物園だね…いや、魔法サファリパークかな…

『ファンタビと魔法使いの旅』を楽しむポイント

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引用元:映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』ブルーレイ&DVDリリース (warnerbros.co.jp)

ハリポタシリーズ1作目の『賢者の石』同様に『ファンタビ』シリーズの1作目となる『魔法使いの旅』はキャラ設定や時代背景といった所の説明的な演出になるのは今後のシリーズを考えれば仕方がなく2作目の『黒い魔法使いの誕生』を見るためのチュートリアルと捉えるべき作品。それでも見所は満載で魔法動物を観ているだけでも心が躍らせられます。

更に『ハリーポッター』の前日譚であるため同一の世界観で繰り広げられるので『ハリポタ』シリーズでお馴染みの『ホグワーツ』や『呪文』が出てきたり『ダンブルドア』の名前が出てきた時にはきっと嬉しい気持ちになれる事でしょう。ニュート、ティナ、クイニー、ジェイコブの新キャラの活躍に心躍らせながら『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を100倍楽しんで下さい

それでは素晴らしい映画の世界に『いってらっしゃいませ』

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