『永遠の0』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

『永遠の0』鑑賞されている方は
鑑賞後レビュー『モーっと楽しもう』にどうぞ

永遠の0

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私にとって生きて帰る事は
   
 なによりも大事なことなのです

あらすじ

4年続けて司法試験を落ち続けている佐伯健太郎と姉の慶子は祖母の葬儀の際に祖父が実の祖父ではない事を知らされるのである。実の祖父である宮部久蔵は太平洋戦争時の終戦間際に特攻で戦死した海軍航空兵だと判明。健太郎と慶子は実の祖父である宮部久蔵について調べるのだが…

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2013年:公開
監督:山崎貴
脚本:山崎貴、林民夫
原作:百田尚樹『永遠の0』
製作:市川南、畠中達郎
出演者:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、染谷将太
    吹石一恵、田中泯、風吹ジュン、夏八木勲 他
音楽:佐藤直紀
主題歌:サザンオールスターズ『蛍』
撮影:柴咲幸三
編集:宮島竜治
制作会社:ROBOT
製作会社:『永遠の0』製作委員会
配給:東宝

放送作家として『探偵ナイトスクープ』などを手掛けてきた百田尚樹が2006年に作家デビュー。そのデビュー作品が太平洋戦争時に特攻で戦死した宮部久蔵の苦悩を描いた『永遠の0』

販売部数が460万部を突破したヒット作品で2013年に山崎貴監督により映画化される。第38回日本アカデミー賞作品賞受賞作品で観客動員数700万人、興行収入86億円突破と原作も映画も大ヒットとなる。

『永遠の0』の映画化・ドラマ化の話は以前から何度も上がっていたのだが脚本上の問題から実現に至らなかった。しかし山崎貴、林民夫による企画を受け著者である百田尚樹が快諾し初の映像化が決定。

戦争を題材にすると いつもどこからか湧いて出てくるリベラル派の批判や批評。『永遠の0』の著者である百田尚樹が右寄りな思想を持っている事でリベラル派から『戦争賛美』の作品とされている。

『日本人はいまだに特攻を美徳としている』というリベラル派の批判にはビックリしました。どの角度から観たら…そう感じてしまうのか不思議で仕方がない…というより右でも左でもない私は そもそも映画にそういった思想を持ち込まない主義であり、映画を純粋に楽しめればそれでいいのである。

確かに戦争末期に大日本帝国が行った『特攻』は作戦と呼べるものではなく…見苦しい悪あがきのように感じてしまう。しかし彼らの『日本を守りたい』『家族を守りたい』といった想いは本物であり…その心情を美しく描くことに何の問題があるのだろうか…

『特攻』だけではなく太平洋戦争で犠牲になった人たちによって現在の日本は成り立っている。『反戦』『非核』という気持ちは先に戦争の残酷さを知っているからこそ湧き出てくる感情なのである。

私たちが出来る事は『戦争による悲劇』を後世の人に紡いでいくことではないでしょうか。本作の主人公である宮部久蔵は卓越した戦闘機の操縦技術を持ちながら戦場で生き抜く事だけを貫いてきた男であった。周囲からは『卑怯者』『臆病者』と呼ばれていたが反するように宮部は特攻隊に自ら志願し戦死している。いったい宮部に何が起こったのか…戦争という異常な環境の中でどのような心情の変化があったのか…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『永遠の0』を100倍楽しもう!

軍師かんべえ

実はねぇ…映画館で観た時にラストで『泣くかなぁ…泣くかなぁ?』って思ってたら…逆に『こわぁ…』ってなってしまったのよぉ。今回 観直したら なんで怖かったのか分かったのよぉ♡

太平洋戦争

『永遠の0』の舞台となった太平洋戦争とは一体どういった戦争だったのかを説明する前に皆さんが現在持っている常識を『1940年代の常識』に変えてもらう必要があります。なぜなら現在の考え方では理解困難な事を当時は常識として扱っていたからです。

1940年代の世界は『弱肉強食』の時代で強い国家が弱小国家を侵略し植民地化にすることで資源を得ていた。強い国家こそが『正義』であり敗戦国は『弱いから負けた』という時代。

第二次世界大戦前の東・東南アジアの分布図になるのだが…殆どの国がヨーロッパやアメリカによって植民地化されています。日本も日清戦争や日露戦争、第一次世界大戦で戦勝国だったという事で本土以外にも朝鮮半島、満州国、台湾など領土を拡大させていました。しかし欧米列国に対抗していくには更なる領地拡大が必要だったのです。そこで大日本帝国が目を付けたのが…

中国だったのです。

1937年 日中戦争が開戦することになるのですが…ここで大日本帝国の領地拡大を阻止するのがアメリカだったのです。実はアメリカも中国に対する利権を狙っていた事もあり日中戦争では中国側のバックアップに回る事で日本は苦戦をしてしまうことになるのです。

更にアメリカは大日本帝国に対して経済封鎖を各国に呼びかけ石油の輸出を凍結させてしまったのです(ABCD包囲網)。日本の外務大臣と米の国務長官が交渉を繰り返すが折り合いがつかず遂に大日本帝国は奇襲という形で1941年の12月8日にアメリカと開戦に至ったのです。

真珠湾攻撃

開戦直前までアメリカとの戦争を反対していたのは真珠湾攻撃で総指揮を執っていた海軍大将の山本五十六だったが戦争不可避と判断するや勝利するためには真珠湾への奇襲作戦のみである…と軍に進言。

山本は「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」「瑞鶴」「翔鶴」といった大型空母6隻と戦艦2隻、巡洋艦3隻を主力とし戦闘機120機、攻撃機144機、爆撃機135機の合計399機の総力戦でハワイを目指している。

大国アメリカと長期戦に持ち込めば国力差から確実に負けると判断したため『短期決戦』で戦争を終結させようと山本五十六はこの戦争を想定していた。

真珠湾攻撃は失敗だった

真珠湾に奇襲という形で太平洋戦争は開戦に至るのだが攻撃直前まで日本軍部はアメリカとの交渉を繰り返して行っていたのだが…アメリカ国務長官コーデル・ハルが要求した条件(ハル・ノート)は大日本帝国が到底納得するような条件ではなかったため遂に真珠湾沖近くに待機していた攻撃艦隊に奇襲への暗号『ニイタカヤマニノボレ』が送られてしまう。そして奇襲部隊が真珠湾の侵入に成功した暗号が『トラ・トラ・トラ』であり「ワレ奇襲ニ成功セリ」という意味である。

アメリカ側の損害は戦艦5隻が沈没、戦艦4隻・巡洋艦3隻・駆逐艦3隻が損傷、航空機188機が破壊、戦死・行方不明者が2300人。これだけみれば真珠湾攻撃は大成功だった…と思えてしまうのだが…

山本五十六海軍大将が『奇襲』という戦法を取った最大の理由は真珠湾の港を完全破壊する事で太平洋でのアメリカの活動を不能にする事アメリカ国民の士気を下げるといったのが目的。

たしかにアメリカは大きな損害を受けたが真珠湾の港は修復可能でアメリカの工業力をもってすれば数か月で回復できる程度だった。更にアメリカに滞在していた日本大使の不手際で宣戦布告が奇襲後になってしまった事でアメリカ国民は激怒。『Remember Pearl Harbor』(真珠湾攻撃の事を忘れるな!)とアメリカ国民の戦争に対する士気を逆に上げてしまう効果になってしまった。

大東亜共栄圏

『真珠湾攻撃』と同時進行されていた日本がアジアを統一する作戦が『大東亜共栄圏』

欧米列強国に植民地化されていた東・東南アジアの国々をその支配から独立させ、大日本帝国、満州国・中華民国を中心とする国家連合を作り上げる軍事的作戦。真珠湾攻撃で殆どの海軍が出兵していた事によりアジア諸国の植民地解放のための進軍は陸軍で行われていた。

『大日本帝国ヤバくねぇ~』
陸軍 強すぎるでしょ!勝利に次ぐ勝利で東南アジアの殆どの国を解放していくことになる。現在の東南アジアの国に親日国家が多いのは太平洋戦争時に西欧列強の国から解放してくれたということが大きな要因となっている。

ドゥーリトル作戦

連敗に次ぐ連敗を繰り返した事でアメリカが一番恐れていたのが国民の士気であった。真珠湾攻撃のリベンジに燃えていたのだが大日本帝国の東南アジアでの快進撃を目の当たりにしてしまう事になる。苦肉の策ではあるが少しでも国民の士気を高めるために行われたのがドゥーリトル作戦であった。

日本の快進撃に対し国内の戦意を高めようと日本本土への空襲を企て航続距離の長い陸軍の中型爆撃機B25を空母に載せ日本本土を奇襲する作戦を立てた。

指揮を命じられたジミー・ドゥーリトル中佐は日本軍の哨戒線ぎりぎりまで近づいた空母ホーネットから16機のB25を率いて飛び立ち日本本土へ爆撃することに成功。

ドゥーリトル爆撃隊は当初から空母への帰還を考えず中国大陸に離脱した後、搭乗員はパラシュートなどで脱出。しかし8人が日本軍の捕虜になり3人は処刑されてしまいました。

この作戦は予想以上にアメリカ国民の士気を高めただけではなく、日本国民へアメリカはいつでも日本本土を攻撃する事ができる…という大きな不安を与える事になる。

ミッドウェイ海戦

アメリカが行ったドゥーリトル作戦…これは空母から日本本土への攻撃ができるという証明になった事で山本五十六海軍大将は今後の目標をアメリカ空母の破壊とするのです。

空母さへ破壊してしまえば日本本土の周辺の島々は日本が抑えている訳ですから本土への攻撃が出来ない…と山本は判断しました。しかしアメリカ空母が現れない限り攻撃は出来なかったため…目につけたのが『ミッドウェイ島』だったのです。

ハワイの北西に位置するミッドウェイ島を日本が抑えてしまうと…アメリカの拠点であるハワイをいつでも攻撃できるようになります。もしハワイが落ちる事になってしまうとアメリカは本土からしか艦隊を送る事ができなくなるため死に物狂いでミッドウェイ攻略を阻止してくるはず。そこに大日本帝国は総力を持ってアメリカ空母を撃破する事がミッドウェイ海戦での第一目的となる。

大日本帝国 惨敗

日本海軍はミッドウェイ海戦で航空母艦を4隻投入するが艦上機290機を含め全て撃沈されてしまう。戦死者3000人以上の大惨敗を喫した最大の理由はアメリカは日本海軍の暗号を傍受し解読に成功した事で日本海軍の動きを全て把握していた事が勝敗を決めることになったのである。

更に指揮官である南雲忠一の判断ミスも大敗を喫した大きな要因であった。母艦に収容されていた艦上機は全てアメリカ母艦を攻撃するために魚雷が装着されていたのだが…島への第二次攻撃のため陸用爆弾に転換することになった。

しかし偵察機から『敵空母発見』の知らせを受けると南雲忠一は再び艦上機に魚雷の装着を命ずるのだが魚雷転換中という無防備な状態で敵の攻撃を受けてしまうことになってしまう。

僅か数分で『蒼龍』『赤城』などの空母が被弾され結果的に母艦4隻全てが撃沈されることになってしまう

追い詰められる日本

ミッドウェイ海戦の大敗を期に形勢が逆転してしまった大日本帝国は山本五十六長官の戦死もあり混迷の道を突き進むことになってしまいます。

マリアナ沖海戦で遂にサイパン島が陥落。アメリカはサイパン島からB-29を発進させ日本本土への空襲を行う事ができるようになってしまいます。1945年3月10日には東京に300機以上のB-29が襲い、一夜にして10万人以上の犠牲者が出る『東京大空襲』の攻撃がされることになってしまいました。

その後も日本全国への空襲は続き、空襲による死者は全国で約56万人と推定されています。

更に硫黄島もアメリカに制圧され4月1日には沖縄本島への上陸作戦が始まってしまいます。更に4月7日には日本の象徴でもあった戦艦大和がアメリカ軍航空機の大編隊に襲われ九州南方沖で沈没。

アメリカは日本本土への侵攻を計画していましたがお互いの多大な犠牲を避けるため日本の無条件降伏を迫る『ポツダム宣言』を要求するが日本は黙殺したことにより広島と長崎への原爆投下が決定してしまう。

更に広島に原爆が投下された2日後の8月8日にソ連が日本に宣戦布告するのである。

同年8月10日 天皇はポツダム宣言を受諾。8月15日に全国民へラジオ放送で戦争を終わらせる宣言(玉音放送)を行いました。9月2日に降伏文書に調印し正式に太平洋戦争は終結となりました。

軍師かんべえ

太平洋戦争を一気に説明したわぁ…(;゚∀゚)=3ハァハァこの戦争を知っているのと知らないのでは感情の入り方が全然違うから♡

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神風特別攻撃隊

神風特別攻撃隊とは…
太平洋戦争で大日本帝国海軍によって編成された爆装航空機による体当たり攻撃部隊と特攻部隊を擁護並びに戦果確認に任ずる隊で構成された攻撃隊のことである。分かりやすく書くと…敵艦隊に特攻をしかける部隊と敵機の攻撃から特攻部隊を守る擁護部隊(戦果確認も兼用)で編制されているという事である。

ミッドウェイ海戦の大敗を境に戦況が著しく厳しくなった大日本帝国は第一航空艦隊長官である大西瀧次郎の提案で250Kgの爆弾を搭載した航空機での体当たり攻撃を目的とした神風特別攻撃隊が結成される。

最初の神風特別攻撃隊は関行男隊長率いる敷島隊の5人とされている。形としては特攻に選出される人材は志願によるもの…となっているが実際は命令に近い形で選ばれていたとされている。

中には頑なに『特攻拒否』を貫く軍人もいたが 『臆病者』『卑怯者』『非国民』扱いをされ軍内で過度ないじめにあうケースもあり…いじめに耐えかねて自殺する者も珍しくなかったみたいだ。更に国元にいる家族にも近所から『非国民』扱いを受ける事になってしまうのである。

特攻部隊における成功はつまり『死』という事になる。『国のため』『家族のため』…とまだ年端もいかぬ青年たちの命を散らす作戦こそが『特攻』なのである。

因みに『特攻』の成功率はレイテ沖海戦(初の特攻)では5割という数字だったのだがフィリピン沖海戦時になると3割と一気に低下してしまう。更に成功率は日々低下していき終戦時には成功する事はほぼなかったみたいだ。これは搭乗員の練度の低下、更に航空機材の品質低下が原因とされている上にアメリカの対策向上などが影響している。特攻による戦死者は約4000人とされている。

軍師かんべえ

『海軍のバカヤロー』と叫びながら特攻をした者もいるみたいだわぁ…こんなの作戦と呼べるのかしらぁ

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『永遠の0』を楽しむポイント

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百田尚樹『永遠の0』は太平洋戦争時に於ける特攻を描きながらも宮部久蔵という男が貫いた家族への『愛』が作品の中心となっています。卓越した操縦技術を持ちながら生き延びる事で周囲から『臆病者』扱いを受けたとしても生き残る選択をしてきた宮部であったが…彼は最後に自らの意思で特攻部隊に志願することになる。

妻子を愛していたからこそ生きて帰ってくることを誓った宮部だったが最後の最後に信念は崩されてしまう事になる。なぜ宮部は100%の死が待っている特攻部隊へ志願したのか…そして最後に宮部がとった”あの決断”は何故なのか……少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『永遠の0』を100倍楽しもう!

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それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ

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