『ショーシャンクの空に』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

『ショーシャンクの空に』鑑賞されている方は
鑑賞後レビュー『モーっと楽しもう』にどうぞ

ショーシャンクの空に

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必死に生きるか…必死に死ぬか…
     俺は生きるぞ

あらすじ

1947年メイン州ポートランド。若くして銀行副頭取を務めるアンドリュー・デュフレーンは妻と妻の愛人を殺害した罪に問われ無実を訴えるも終身刑に処されてしまい、劣悪なショーシャンク刑務所への服役が決まる。刑務所内では同じく終身刑で長年服役している「調達屋」ことエリス・ポイド・レティング(通称レッド)と出会うのだが…

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1994年:アメリカ公開
1995年:日本公開
監督:フランク・ダラボン
脚本:フランク・ダラボン
原作:スティーブン・キング「刑務所のリタ・ヘイワーズ」
製作:二木・マーヴィン
製作総指揮:リズ・グロッツァー、デイヴット・レスター
出演:ティム・ロビンズ、モーガン・フリーマン
   ボブ・ガントン、ウィリアム・サドラー
   クランシー・ブラウン 他
音楽:トーマス・ニューマン
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:リチャード・フランシス=ブルース
製作会社:キャッスル・ロック・エンターテインメント
配給:コロンビア・ワーナー
   松竹富士

モダンホラー小説の帝王スティーブン・キングが1982年に発表した中編小説集『恐怖の四季』春・夏・秋・冬と4つの作品で構成されていて『ショーシャンクの空に』は春パートである『刑務所のリタ・ヘイワーズ』が原題となっている。秋パート『THE BODY』も1986年に映画化されタイトルは『STAND BY ME』少年たちのひと夏の冒険を描いた作品となっている。

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時は1959年。当時12歳だったゴーディはオレゴン州の田舎町キャッスルロックで暮らしていた。ゴーディは性格も個性も異なっているが気の合う仲間クリス、テディ、バーンといつも一緒に遊んでいた。ある日バーンがレイ・ブラワーと言う少年が30km先の森の奥で列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっている事を知ってしまう。『死体を見つければ有名になれる…英雄になれる』という動機から4人の死体探しの旅が始まる…

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監督は『ショーシャンクの空に』がデビューとなったフランク・ダラボン。1999年に『グリーンマイル』2007年には『ミスト』といったようにスティーブン・キングの小説を3本も映画化したことからキングから絶大な信頼を受けていたことが理解できます。

スティーブン・キングと監督のダラボン氏の最初の関係は1983年にまで遡ります。

ハリウッドで下働きをしながら映画監督を夢見ていたダラボンはキングの短編小説『312号室の女』の映画版権をたったの1ドルで購入。当時キングは才能はあるが資金のない若者に対し自作の映画版権を1ドルで譲るといった応援活動をやっていたのである。

もちろん条件付きでのことではあるが非営利作品とはいえ1ドルで『312号室の女』の版権を購入し『老婆の部屋』というタイトルで完成させているのである。

この企画が徐々にハリウッドで注目をされダラボン氏は脚本家として頭角を現してくるのである。そして本作の原作である『刑務所のリタ・ヘイワース』の映画版権を手に入れることになったのです。

もちろん今回は商業映画として公開されるため1ドルという金額ではないが、それでも破格の5000ドルという安さでダラボンは権利を手にしたのである。

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『シャイニング』『ペットセメタリー』『IT』『ミザリー』など多くのスティーブン・キング作品が映画化されて世界的にヒットしているが、どれもホラー作品とあって非ホラー作品である『刑務所のリタ・ヘイワース』の版権が安く取引していたことはダラボンにとっては運が良かったのかもしれません。

ダラボンはハリウッドで磨いた脚本家としての腕を振るい見事なまでのシナリオを作り上げたのである。このシナリオを映画製作会社のキャッスル・ロック・エンターテイメントのプロデューサーであったリズ・グロツッァーが興味を持ち『キャッスル・ロックが製作しないなら会社を辞職する』と脅していたのは業界の中では有名なエピソードみたいだ。

更にキャッスル・ロックの共同経営者でもあり『スタンド・バイ・ミー』の監督でもあるロブ・ライナーもシナリオを大変に気に入り主演のアンディ役にトム・クルーズを…レッド役にはハリソン・フォードを推していたみたいで二人を起用する計画を立てていたみたいである

他にもアンディ役にはトム・ハンクス、ケビン・コスナー、ジョニー・デップ、ニコラス・ケイジ…といった俳優が候補として挙がっていたが1990年公開『ジェイコブス・ラダー』のティム・ロビンスの演技を見てダラボンは彼の起用を決定したと言われています

更に裏話として『刑務所のリタ・ヘイワース』の映画化が決定した時にリタ・ヘイワース役を希望する女優からの売り込みの手紙やらオーディション希望が殺到したため『リタ・ヘイワース』をタイトルから消したというエピソードがあります(笑)

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製作段階で業界内では注目を浴びていた『ショーシャンクの空に』であったが実際に公開してみると厳しい結果となってしまいます。

同時期に『フォレストガンプ』『パルプフィクション』というバケモノ級の作品が公開されたという影響もあり興行は失敗となってしまう。日本でも公開されていたみたいだが取り扱っていた劇場も少ないうえに公開期間も非常に短いものだったみたいだ。

しかし映画としての興行成績が悪かったという事が後の大成功への道に繋がっていくのである。映画として失敗だった『ショーシャンクの空に』のテレビ放映権が激安だったことからアメリカ全土で幾度となく放送されたことで徐々に本作の素晴らしさが認知されていったのである。

今となれば映画のランキングでは常に上位に評価されている作品でもあり、『好きな映画は?』と聞かれたときに『ショーシャンクの空に』と答えていれば映画通を気取れていた(笑)という作品でもありました

もちろん高評価となったのは正当な評価であり何度みても心が満たされるカタルシスが味わえる作品となっている。ただ残念な事に鑑賞前の予備知識があまり語れない作りとなっているのでココでは深い話ができないのである。その代りではないが鑑賞後の徹底考察では思いの丈をぶちまけるつもりで語るので鑑賞された後にまたお会いいましょう…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『ショーシャンクの空に』を100倍楽しもう!

軍師かんべえ

実はブラット・ピットもトミー役として出演候補に挙がっていたみたいだがスケジュールの問題でダメになったみたいである。実現していたら1995年公開の『セブン』より早くにこのコンビが見れたことになる

キリスト教神秘主義

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『ショーシャンクの空に』と云えば…両手を広げているポーズを連想する方が多いのではないでしょうか。当たり前ではあるが未鑑賞の方は、このポーズにどのような意味があるのか分からないでしょうが…是非、本編で、どのようなシチュエーションでこのポーズがされたのかをご確認ください。

それにしてもこのポーズって何かを連想しませんか…後方からの角度なので少し分かりにくいが 正面から見ると…磔にされたイエス・キリストのポーズに非常に似ていますよね

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原作の『刑務所のリタ・ヘイワース』を読んでいないのでスティーブン・キングが考えたのか…監督のフランク・ダラボンの考えなのかは分からないが映画『ショーシャンクの空に』はキリスト教神秘主義に基づいて作られている…と多くの方から解釈されています。

キリスト教神秘主義とは…
人間が神、イエス・キリスト、聖霊を直接経験するための哲学と実践

キリスト教神秘主義 – Wikipedia

ウィキペディアから引用させてもらったが…聖書を学び、神を信じ、教会の儀式に参加することで神(キリスト)に近づくことができる…というのが一般的な教会での教えとなっています。

神秘主義になるとイエス・キリストを倣う(ならう)ことで知性だけでは到達できない真理に近づくことができるという事。つまりキリストになったつもりで考えれば真理に辿り着けるかも…って事です。

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ネタバレとなるが…妻殺しの罪でショーシャンク刑務所に投獄されたアンディこそがイエス・キリストを倣い皆の救いとなっていく…というのが物語の核となっているのである。

キリスト教圏国だと聖書に基づいて作られていることがスグに理解できるでしょうが…日本はキリストや聖書などに馴染みが薄い国なので敢えてネタバレをさせてもらいました。この視点で本編をご鑑賞していただければ本作をより深く理解できるのではないでしょか…

キリストの奇跡

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イエス・キリストの奇跡で真っ先に思い浮かぶのは十字架に磔の刑に処され死亡が確認された3日後に甦り弟子たちの前に再び現れた…という復活の奇跡である。私自身がキリスト教に疎いので詳しい説明はできないが神を名乗ったという罪でユダヤ教徒から弾劾を受け処罰されたのである。

イエス・キリストは抗うことなく処罰を受け入れたのは自らの死を人間が犯してきた罪への贖いとし主に従うものへの赦しとしました。キリストが磔に処されることで人々は贖罪され人類は救われたのである。

磔になる前夜には12人の弟子を集めパンとワインを振舞っている。これくらいの知識しかないが日本人でも有名なキリストのエピソードはやはり『最後の晩餐』ではないでしょうか…

監督のフランク・ダラボンは『ショーシャンクの空に』がキリスト教に基づいて作られているという解釈に対し肯定も否定もせず『観ている人が自分なりの意味を見出してほしい…』とだけ語っていました。

しかし『ショーシャンクの空に』というタイトルは日本向けの邦題であり本作の原題は”The Shawshank Redemptionで『ショーシャンクの贖い』となっている。監督がどのように語ろうとアンディという人間はキリストとして描かれており、人々の希望となる存在なのである…そして私たちの救いとなるのが『ショーシャンクの空に』という物語なのである。

軍師かんべえ

全世界で名作と謡われている理由は物語の基盤が『キリスト教』にあるからだと思われます。

リタ・ヘイワース

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スティーブン・キングが描いた中編小説のタイトルは『刑務所のリタ・ヘイワース』。今となってはリタ・ヘイワースという女優を知っている人はどれくらいいるのだろうか…私自身もこの映画を今回の記事の題材にするまでは恥ずかしながら知りませんでした。

1940年代にアメリカのセックスシンボルとして一世風靡した女優でギルダ、上海から来た女、カルメンなど多くの作品で主演を演じている。1987年に68歳で亡くなっている。

原作のタイトルに『リタ・ヘイワース』の名が入っていたことからリタ・ヘイワースの半生を描いた作品と間違われてしまいリタ役を希望する女優からのオファーが殺到したという経緯もあって”The Shawshank Redemption”というタイトルになったというのは有名な話である。

原作がどうなっているのかは分からないが映画本編ではリタのポスターが出てくるのと、リタが出演した『ギルダ』という作品が刑務所内で娯楽上映されているだけであって半生どころか10秒ほどしか出てきません。

では、なぜ原作で彼女の名前がタイトルに使われたのでしょうか…先ほどでも書いたように本作はキリスト教神秘主義に基づいて作られています。つまり本作は『救い』となる作品になるわけです。

刑務所が舞台とあって当たり前だが ほぼ男しか出てこないのである。

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右も左も男…前も後ろも男…終身刑となると このような むさ苦しい世界で一生暮らさないといけない。当然ながら その気がなくても長年 刑務所で過ごしていると男色に目覚めてしまう輩が出てくるのも仕方がないことなのか…私は絶対に目覚めないが

このような男社会の中でセックスシンボルであるリタ・ヘイワースのポスターはキリスト以上の『救い』となるはずである。『刑務所のリタ・ヘイワース』とはよく考えられたタイトルである。ちなみに今の私なら『えなこ』のポスターを…( ゚д゚)ハッ!

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軍師かんべえ

たしかに刑務所内で『えなこ』のポスターは救いとなる…

フィガロの結婚

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フィガロの結婚とは…
フランスの劇作家ボーマルシェが1778年に書いた風刺的な戯曲。ならびに同戯曲をもとにヴァルフガング・アマデウス・モーツァルトが1768年に作曲したオペラである。

フィガロの結婚 – Wikipedia

脈絡もなく突然に『フィガロの結婚』を説明した時点で映画本編に『フィガロの結婚』が登場するというネタバレになってしまいますが…キリスト教や聖書同様にオペラも日本人には馴染みが薄い文化だと個人的に思いましたので敢えて軽く説明させてもらいます。

…とはいっても私自身も詳しいわけではなくネットの情報の引用になってしまいますのでご了承下さい。

『フィガロの結婚』を簡単に説明するとドタバタ不倫劇といったところでしょうか。

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アウマヴィーヴァ伯爵に仕えるフィガロは恋人のスザンナとの結婚を控えていました。しかし伯爵はスザンナの美貌を羨み新郎より先に性交することができる初夜権を行使しようとします。

新婦スザンナと伯爵夫人のロジーナは伯爵をこらしめて改心させるために計画を練っていく…というドタバタなラブコメディ劇。

モーツァルトと聞いただけで壮大なクラシックな曲をイメージしてしまうが『フィガロの結婚』のような曲を作っていたというのにはビックリしました。歌詞は英語ではなくイタリア語ということみたいなので私達には尚更 理解が難しいのかもしれませんね(笑)

軍師かんべえ

どうやら『フィガロの結婚』のエピソードは原作にはなく映画オリジナルのエピソードとのことみたいです。

『ショーシャンクの空に』を楽しむポイント

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プロの評論家でも私みたいな単なる映画好きな人でもランキングをすれば必ず上位に入ってくる作品が『ショーシャンクの空に』である。どのランキングでもTOP3には入っているイメージが私にはあります。

ただ名作とはいえ公開が1994年となると未鑑賞の方も多いのではないでしょうか。鑑賞前の予備知識と銘打ってブログ記事なんか書いている身ではあるが…もし鑑賞する予定があるのなら本作はできるだけ情報を入れない方がいいのかもしれません。

なぜなら結構な割合で重要な部分をネタバレされてしまうのである。一昔前に職場で『ショーシャンクの空にって面白いの?』と同僚に聞かれたときに たまたま鑑賞された方が思いっきりネタバレをしていました。

『それ…ダメでしょ!』と言ったら『あっ!ゴメン』となりましたが…ただ結構な感じでこのやりとりを色々な所で見ているのである。なぜか『ショーシャンク』に関してはネタバレがされやすいのである。

この記事もかなり気を使って作成したのですが…どうしてもネタバレしてしまう部分があったことは申し訳ないと思っています。とにかく感動することは100%保証しますので…とっとと観てください(笑)…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『ショーシャンクの空に』を100倍楽しもう!

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それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ

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