『GODZILLA vs KONG』を100倍楽しもう

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!
『GODZILLA vs KONG』を鑑賞されている方は
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目次
GODZILLA vs KONG
2021年:アメリカ公開、日本公開 監督:アダム・ウィンガード 脚本:エリック・ビアソン、マックス・ボレンスタイン 原案:テリー・ロッシオ、マイケル・ドハティ ザック・シールズ 原作:東宝『ゴジラ』 エドガー・ウォーレス、メリアン・C・クーパー 『キングコング』 製作:トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ ブライアン・ロジャース、メアリー・ペアレント 他 製作総指揮:ジェイ・アッセンフルター、ダン・リン 他 出演者:アレクサンダー・スカルスガルト ミリー・ポピー・ブラウン レベッカ・ホール、小栗旬 他 音楽:ジャンキーXL 主題歌:MAN WITH A MISSION『IN TO THE DEEP』 撮影:ベン・セレシン 編集:ジョシュ・シェーファー 製作会社:ワーナーブラザース レジェンダリーピクチャーズ 配給:ワーナーブラザース・ピクチャーズ 東宝
2020年3月13日の封切を予定していた『GODZILLA vs KONG』は新型コロナウイルスの感染状況を鑑み2021年5月14日に公開延期が決定。約1年以上の延期とあってゴジラファン・コングファン共に待ちわびる1年となった…しかし延期の悲劇はまだ序章に過ぎなかったのである。再びコロナウイルスの感染状況が悪化し2021年7月2日と再延期されてしまう。
これは流石に怒るしかない…なぜならアメリカや中国では2021年3月に既に公開されていてTwitterやYouTubeでガンガンとネタバレをされる始末。日本人のモンスターバースファンでネタバレを回避できた人は存在するのか…知らないフリをしながらの5か月間の生活はさすがにムリが生じてしまう。それでも私は耐えに耐えて…遂に7月2日を迎えIMAXシアターに足を運んだのである…16か月間も続いた禁ゴジラ生活の解禁は私にとって予想以上の反動が生じたのである。約1カ月半の間に『GODZILLA vs KONG』を5回も映画館で鑑賞してしまい2021年11月3日にはDVDを即購入…現在まで軽く10回以上は鑑賞しているのである。それであるのに、まだ体も心もGODZILLAとKONGを欲しているのである

更に言うなら本記事を作成するにあたり…あと2-3回は鑑賞する予定。ココまで鑑賞していると流石に『アホか』と自分でも思ってしまうのだが…何故なのか短い期間で何度鑑賞しても『面白い』のである。そして何度も興奮してしまうのである。それは何故か…今回の記事では『なぜ”GODZILLA vs KONG”は何度観ても面白いのか?』この疑問を紐解いてみたいと思います…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『 GODZILLA vs KONG 』を100倍楽しもう!
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ONE WILL FALL

『GODZILLA vs KONG』のタイトルの下に『ONE WILL FALL』という文字が書かれているのは確認できるであろうか…直訳すると『一つが落ちる』という事になる。つまり本作でGODZILLAか…KONGか…いずれかが敗北するという事だ。両者リングアウトで引き分け…なんて中途半端ではなくアダム・ウィンガード監督が言うには完全に分かりやすい決着が付くという事らしい。果たして最後に立っているのはどちらの神なのだろうか…

モンスターの頂上決戦となる『GODZILLA vs KONG』の対戦カードなのだが前作までのモンスターバース作品は云わば今回のバトルのための予選リーグみたいなもの。本作のOPがまさに両リーグを勝ち進み決勝の舞台に上がってきた…といった作りになっていて身も心もMAXボルテージとなってしまう。両者の熱きバトルに言葉は要らない…拳と魂だけがそこに存在する…
K・O・Mリーグ

激戦のK・O・M(キング・オブ・モンスターズ)リーグを勝ち上がってきたのは破壊神GODZILLA。人類が鉱山発掘中にMUTOを呼び覚ました事で世界の調和を保つGODZILLAをも目覚めさせることになる。人類にとってGODZILLAは敵なのか…味方なのか…は最期まで謎となるが…この出来事によりタイタンと呼ばれる巨大生物の存在が世に知れ渡ってしまうのである。

MUTOが現れたサンフランシスコの悲劇から5年後、世界各地で休眠状態であったタイタン(巨大生物)が次々と人類の手により目覚めようとしていた…南極の氷塊に眠っていたモンスターゼロと呼ばれているギドラは世界の王となるべくGODZILLAと激闘を繰り広げるが…

GODZILLAを後一歩まで追い詰めるもバーニング・ゴジラの前にギドラは敗れ去ってしまう。キング・オブ・モンスターズ・リーグの覇者はMUTOとキングギドラを撃破した破壊神GODZILLA。来るべきKONGとの決戦に控え再び海中へと眠りにつくのだが…5年後の『GODZILLA vs KONG』では突如 人類に牙を向けるのであった…
『GODZILLA』を100倍楽しもう

1999年、フィリピンで芹沢猪四郎博士らは巨大生物の化石を発見する…一方、日本の原子力発電所に勤務する核物理学者のジョー・ブロディ―は不可解な地震の調査を妻でもある技師のサンドラに依頼。しかし突如起こった地震により原子炉は崩壊しサンドラは命を絶たれてしまう。15年後…ジョーは原発事故の真相を探るため跡地に侵入するが逮捕されてしまう。ジョーの息子のフォードは父ジョーが逮捕された事を聞かされ日本へと向かうのだった…
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『K・O・M』を100倍楽しもう

サンフランシスコの悲劇から5年後…巨大怪獣(タイタン)を極秘に調査してきたMONARCH(モナーク)の存在が公になった事で世界各地で休眠状態のタイタンが多数発見される。その地点には前哨基地が建てられた。中国雲南省にある古代遺跡の内部ではエマ博士が『オルカ』を使い孵化したばかりのモスラの幼虫に交信を試みていたのだが…
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髑髏島リーグ

強敵が揃った髑髏島リーグを勝ち上がってきたのは守護神KONG。まだ成長途上であるため今後の成長に期待が持てる上に人類ともコミュニケーションが取れる知能をも兼ね備えている。天敵である巨大スカル・クローラ―を撃破して見事に髑髏島の覇者となる

そしてKONGは人類代表のパッカード大佐が率いるアメリカ陸軍をも壊滅に追い込んでしまう。ベトナム戦争時の兵器をものともせずKONGの前ではいかに人類は脆弱な存在であるかを知らしめてくれました。

KONGの存在は特務機関モナークの存在意義を立証することになりました。この事によりKONGと因縁を兼ねてから持つGODZILLA…この両者を対峙させないため特務機関モナークはKONGを髑髏島で監視・管理する事になります。
『キングコング』を100倍楽しもう

1973年アメリカがベトナム戦争からの撤退を宣言した日にアメリカへの帰還準備をしていたパッカード大佐の元に指令が入る。特別研究機関モナークが発見した未知の島『髑髏島』の地質調査チームの護衛の任務。島の案内役に元イギリス特殊空挺部隊隊員のコンラッドと戦場カメラマンのウィーバーも調査隊に加わり一行は髑髏島に向けて出発するのだが…そこは人類が虫けらの様に扱われる巨大生物が生息する島だった…
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激戦を勝ち上がってきたGODZILLAとKONGが遂に激突!この決戦をどれだけ待ちわびた事か…しかもどちらかが敗北するのである

怪獣プロレス

『GODZILLA vs KONG』で最も期待する事は…言わずもがな『両者の熱いバトル』以外に何があるのだろうか…怪獣プロレスを見るために大迫力のIMAXや4DXで計5回も鑑賞してしまう程である。このブログ記事を紹介している段階では既に劇場公開が終了しているので、できるだけ大画面と大音響で本作を鑑賞する事をオススメします。

本作は各リーグを勝ち上がってきたタイタンの決勝戦。出し惜しみなくGODZILLAとKONGがガンガン激突するので『怪獣プロレス』を期待している方はどうぞご堪能下さい。ただ、こういった怪獣映画で毎回 問題として上がるのが『人間ドラマ』とのバランスである。中には『人間ドラマ』は必要ないという方もいますが…私は大好きなGODZILLAであったとしても120分間バトルを見せられたら流石に飽きてしまう…かと言って人間ドラマをダラダラと見せられても困ってしまう。『怪獣プロレス』を邪魔しない程度に『人間ドラマ』がほどよく入ってくるのがベスト。それを考えると本作のバランスは絶妙だと私は思ってしまう。それでは貴方に問います『本作で何を求めているのですか?』ちなみに私は『怪獣プロレス』である。
人間ドラマ

さて『怪獣プロレス』の中で絶妙なバランスで『人間パート』を担ったのが前作キング・オブ・モンスターズではヒロインであったマディソン・ラッセルと今回が初登場の愉快な仲間たち。突如として人類に牙を向けたGODZILLAの謎の行動の真意を探っていくという中で絡んでくるのが…我らが日本人代表の小栗旬が演じる芹沢蓮。

前作まで渡辺謙が演じていた芹沢猪四郎博士の息子という設定で登場。彼が見つめる先には突然に人類に襲いかかったGODZILLAがいた…どのような想いで彼はGODZILLAを見つめているのであろうか…
ジア

髑髏島の先住民イーウィス族の少女ジア。耳に障害を抱えているため手話を使ってコミュニケーションを図っている。彼女の両親を含め他のイーウィス族は髑髏島を襲撃した怪獣・カマソッソが呼び寄せた嵐によって全滅しており、以来モナーク研究員のアイリーンが養母となってジアを養育している。

コングパートの人間ドラマの中心となるのが耳に障害を持った少女ジア。コングと唯一コミュニケーションを取れる人類で深い絆によって結ばれている。過去のコング作品では大人の女性とのラブロマンスが描かれていたが本作では少女が対象になるだけに親子愛になりそうな雰囲気がある…そしてコングは少女ジアの言葉だけが心に響くのである…

怪獣プロレスと人間ドラマの比率は7:3くらいかな…丁度いいバランスだと私は思いましたがね…

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1962年『キングコングvsゴジラ』

1962年:日本公開 監督:本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮) 脚本:関沢新一 製作:田中友幸 出演者:高島忠夫、佐藤健二、藤木悠、浜美枝 他 音楽:伊福部昭 撮影:小泉一(本編)、有川貞昌(特撮) 編集:兼子玲子(本編)、石井清子(特撮) 製作会社:東宝 配給:東宝 ユニバーサル・インターナショナル
東宝創立30周年記念作品としてゴジラシリーズの第3作品目『キングコングVSゴジラ』が公開。キングコングの権利を所有していたRKO社とのライセンス提携作品でもある。初代ゴジラと違い反核・反戦のイメージは薄く、かなり娯楽色が強い作品となっている。過去の作品で既に対戦カードは組まれていてアメリカが産んだキングコングが登場とあって大ヒットを記録。しかし完全にコメディ映画となっていて今回の『GODZILLA vs KONG』を鑑賞する上で観ていた方が良いのか…というと特に観ておく必要はない。ただ大人の事情で勝敗は両者共倒れという結果だけはお伝えしておきます…

テレビの視聴率を取るためにゴジラとコングを戦わせるという…凄い展開になる…今じゃ絶対にできないストーリーですよね

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『GODZILLA vs KONG』を楽しむポイント
2014年GODZILLAの大ヒットを受けてモンスターバースが始動。8年の歳月を経てGODZILLAとKONGが遂に対決することになった。本来は5作品をもって一つのシリーズとする予定であったが3作品目にあたるGODZILLAキング・オブ・モンスターズの興行収入の伸び悩みにより4作目の『GODZILLA vs KONG』で一応は区切りを付けることになりました。しかしご安心ください。本作が大ヒットした事で5作目が始動されたみたいだ。監督はアダム・ウィンガードが継続予定で『Son of KONG』が次作候補として挙がっているみたいだ。私の予想だが『地球空洞説』がテーマとなるのではないでしょうか…いずれにしても打ち切りだけは阻止できたので私の今後の生きる希望ができました。

そして最後に冒頭でも提示した『なぜ本作は何度見ても面白いのか…』の解答であるが…完全に振り切った怪獣映画になったからである。過去のモンスター映画はモンスターの実態を見せない事で恐怖感を煽る演出が主流だった事でストーリーのメインは人間ドラマが多めであった…しかし本作は怪獣ファンが心から待ち望んでいた『怪獣プロレス』多め『人間ドラマ』が少な目の比率となっている。何なら遂にハリウッド版GODZILLAは『核』というテーマから脱しているのである。

前作キング・オブ・モンスターズで芹沢博士がみせた究極の自己犠牲は核爆発によりGODZILLAを目覚めさせるという荒業。常にGOZILLAを語る時には『核』というテーマがくっついていたのだが…前作で芹沢博士が『さらば…友よ』と言ったようにハリウッド版GODZILLAは『核』との決別が出来ていたのでしょう…本作は新生ハリウッド版GODZILLAとして始動された作品でもあり、モンスター同士のガチバトル、丁度良い人間ドラマ…と色々な所でネタバレされているが最後の最後には…あ~ぁぁ言いたいが…もう少しの我慢だ!徹底解説編までの我慢だ!
それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ
