『レヴェナント 蘇えりし者』を100倍楽しもう

おはこんばんちわ(-ω-)/管理人『軍師かんべえ』です
映画ライフを楽しんでますか!
鑑賞前の予備知識!これで映画はもっと面白くなる
今回の作品はコチラ!

2015年:アメリカ公開 (2016年:日本公開)
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
原作:マイケル・バンク『蘇えった亡霊』

『バードマン』でアカデミー賞を受賞した
イニャリトゥ監督が2年連続で
監督賞を受賞した作品が『レヴェナント』
レオナルド・ディカプリオが主演を務め
同作品で悲願のアカデミー主演男優賞を受賞
更に撮影のエマニュエル・ルベツキは史上初の
3年連続で撮影賞を受賞する快挙を成し遂げている

~あらすじ~
1823年アメリカ北西部の極寒地帯
ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に
クマに襲われ瀕死の状態になる
隊長のヘンリーは瀕死のグラスを残して
出発する事を決断する
グラスの最期を看取り埋葬する者として
息子のホークとフィッツジェラルド
ブリッジャーの3人が残る事となったが
フィッツジェラルドは息子のホークを殺害
一部始終を見ていた瀕死のグラスは奇跡的に
一命をとりとめ折れた足を引きずりながら
フィッツジェラルドを追い始める…

『レヴェナント』は実話を元に製作

映画『レヴェナント 蘇えりし者』は
2002年にマイケル・バンクの小説
『蘇えった亡霊:ある復習の物語』を映画化
アメリカ西部開拓時代に生きた実在の狩罠師
ヒュー・グラスの半生と彼が体験した
過酷なサバイバルの旅を描いている

映画『レヴェナント』を観る上で
最も頭に入れて置いて欲しい所は
実際にあった『実話』という点
もちろんストーリーを面白くしている場面はあるが
熊に襲われ極寒の雪道を這いずりながらも
生還した…という事は紛れもなく実際の出来事

ヒュー・グラスの半生

1780年前後 北アイルランドで生まれアメリカに移民
詳しい記述はないが海賊だった…という説もある

ヒュー・グラス

1821年同作品で隊長を務めたヘンリーが
ロッキー山脈毛皮会社を創設
100人の探検隊を募り大掛かりな狩罠を展開
グラスも2回目の遠征に参加している

アメリカバイソンの骨

作中にも出てきますが
多くのアメリカバイソンが狩猟され
絶滅の危機にさらされてしまっています
※現在は絶滅危惧種に扱われ生息数も回復

クマに襲われる

狩猟中に子連れの灰色熊に出会い重傷を負う
隊長はグラスは助からないと判断し見届け役に
ブリッジャーとフィッツパトリックを任命
(劇中ではフィッツジェラルド)
しかし2人はアリカラ族の襲撃を怖れ
グラスを放置したまま本体と合流
『グラスは死んだ』と嘘の報告をしてしまう

このままグラスの半生を語っていこうと思いましたが
思いっきりネタバレとなりますので
奇跡の生還劇は本編で確認ください

ブリッジャーとパトリックのその後

傷が治ったグラスは2人を探す旅に出かける
探検隊に追いついたグラスはブリッジャーに
問い詰めるが若さに免じて許したようで
そのままグラスも隊に加わったとされています

ブリッジャー若さゆえの誤ち

フィッツパトリックは陸軍に入隊したため
陸軍兵士を殺した場合の刑罰を考え復讐は断念

グラスの後半生

その後も狩罠師を続ける生活をするが
1833年の冬 狩猟中にアリカラ族と遭遇
グラスを含むアメリカ人3人が処刑されて落命

今だ人気のヒュー・グラス

私も『レヴェナント』で『ヒュー・グラス』の
存在を知ったのだがアメリカでは有名な人で
日本で言う『忠臣蔵の大石内蔵助』的人物なのかな…

グラスの身の上話を題材とした著書や劇作は多く
熊に襲われた現場には記念碑が立っている
…襲われたのに…記念碑?まっいいか。。。

1832年アメリカ西部開拓時代

私の頭の中でのアメリカ西部開拓時代は
『…とある街で無法者が暴れまくっている
流れ者が現れ…街を救う』というイメージ
他にもギャング…とか保安官が出てきたり
鉄道機関車が走ってたり…機関車強盗だったり…
ゴールドラッシュとかの印象が強いですよね
マカロニウエスタンの世界が私の西部時代のイメージ

間違いではないのでしょうが…
これは白人から見た西部開拓時代であって
迫害された先住民のインディアンから見た
西部開拓時代
は違った様相が伺えそうです

インディアンから見た開拓時代

1492年コロンブスがアメリカ大陸発見を機に
先住民インディアンへの殺戮が始まったとされる
コロンブスは数年にわたり艦隊を率いて虐殺
その人口を激減させる事に…

アメリカ独立戦争以後(1783年)は
『豊かで安い土地』を求めて白人入植者が
西進していくようになる

1830年ジャクソン大統領が
『インディアン移住法』を成立
現オクラホマに駐留地を作り強制移住をさせる

従わない部族に関しては絶滅させると
ジャクソン大統領は宣言している
武力を背景に一応は白人とインディアンの
抗争は終結する結果となる

『レヴェナント』は西部開拓時代のいつ頃?

1492年コロンブスの大量虐殺から始まり…
1830年にジャクソン大統領によって終結
レヴェナントは1823年が舞台となっている事から
インディアンは迫害され続け怒りはMAX状態の時期

先住民でもあるインディアンと
入植者で侵略を続けた白人との関係を説明した訳は
私たちがイメージしている以上に
インディアンの白人に対する思いは深いという点を
理解してほしかったからである
白人がインディアンを殺した数はなんと…
50万人とも云われている

作中で白人たちが異様にインディアンを恐れる理由
インディアンが執拗に白人を追いかけ回す理由
こういった背景を知れば理解できますよね

白人にとってアメリカ開拓時代は
アメリカンドリームの時代であったが
インディアンにとっては
迫害と屈辱の連続の時代った…

取るべくして取ったアカデミー賞

The making and authorized distribution of this film
supported over 15000 jobs and involved
hundreds of thousands of work hours

この英文は本作品のエンドロールで流れる
製作サイドからのメッセージ
何が書いてあるかというと

この作品は多くの人と時間をかけて作られています

要するに不正コピーをしないで下さい…という意味

製作サイドが思わず出してしまいたくなるくらいに
こだわり続け創られた作品だったと事が伺えますね

監督のこだわりがエグい

アカデミー撮影賞を受賞しただけに
映し出される自然の映像美に翻弄されてしまう
それもそのはずで照明を使わずに
自然光だけで撮影されたと報じられています

そのため大幅に撮影期間が伸びたことで
撮影を辞退するスタッフも出てきたとか…

それでも監督は一切の妥協はせずに
北半球で冬のシーンが撮れないなら
南半球で撮ればいい…とアルゼンチンで撮影を続行

更にこの映画を撮るにあたりピッタリのロケ地を
探すのに5年もかけているみたいです。
もはや執念ですね…

ヘタすればお蔵入りになってたかもしれません。

ディカプリオ執念の主演男優賞

レオ様と言われていたのが嘘のような変わりっぷり
それもそのはず…役作りのために
撮影の1年半前からヒゲを伸ばす徹底ぶり
特殊メイクで何とかなりそうなところを
リアリティを求めるほど、今作に賭けていたらしい

ベジタリアンなのに…

この物語は極寒の自然の中で生き抜くサバイバル
川魚を生のままかじったり…
アメリカバイソンの生の内臓を食べたり…と
観ている方が嗚咽してしまいそうなシーンがあります
『どうせ何かで作られたニセモノなんでしょ!?』
思っていたら…あらビックリ
これもリアリティを出す為に本物を使っていたとの事
『あれ?レオ様ってベジタリアンじゃなかった?』

鼻が折れても続けるプロ魂

監督も役者もリアリティを求め過ぎた結果
スタントマンを使う事なく撮影は続けられました
ディカプリオは極度の低体温症になったり…
崖から突き落とされたり…
ワイヤーで吊られ何度も地面に叩きつけられたり…
上の画像も演技ではなく本当に痛いんじゃないの?
って思う程にこの映画で痛みつけられています

ある格闘シーンで本当に鼻を骨折してたらしいのだが
演技を続けたプロ魂には…ただただ脱帽である

屈辱のアカデミー賞

世界的大大大映画スターのディカプリオだが
悲しいかな…なぜかアカデミー賞とは縁がなく
レヴェナントで悲願の主演男優賞を取るまで
長く険しい道のり(もしかしてメタファー?)を
味わってしまう事に…

1994年『ギルバート・グレイプ』で助演男優賞に
ノミネートされたが落選

1998年は『タイタニック』で歴代最多の11部門受賞
しかし主演男優賞は主演ジャックの様に撃沈

その後もアビエーターなどでノミネートされるが
またもや落選と本当に縁がない

22年越しのアカデミー賞
『いや…生肉喰った甲斐がありましたよ』と
言ったかどうかは分からないが
念願のオスカー俳優に仲間入りできました
今後の活躍にも期待したいですね!

『レヴェナント 蘇えりし者』
圧倒される映像美…鬼気迫る展開
オスカー俳優が魅せる迫真の演技
瞬き禁止(メタファーだよ!)
それでは素晴らしい映画の世界に
『いってらっしゃいませ』

映画『レヴェナント 蘇えりし者』を鑑賞された方は
コチラの『鑑賞後にモーっと楽しもう』
お入りくださいませ⇩

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