『ジャンヌ・ダルク』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人『軍師かんべえ』です。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

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ジャンヌ・ダルク

1999年:アメリカ、フランス、日本公開
監督:リュック・ベッソン
出演・ミラ・ジョボヴィッチ 他

『フランスの英雄』『オルレアンの乙女』と呼ばれ百年戦争でフランス軍を率いた軍神ジャンヌ・ダルク。19歳の若さで異端審問にかけられ火刑に処せられてその生涯を終える。ジャンヌの生涯を一人の少女という視点から描き全体を通して宗教と神の存在を絡めながら物語は進行していく…監督は『レオン』のリュック・ベッソン。主演には『バイオハザード』のミラ・ジョボヴィッチ。彼女が見た神とは?お告げとは?短くして生涯を終えた一人の少女が見た真実とは…

あらすじ

100年戦争下のフランス。信仰心豊かな少女ジャンヌ・ダルクは自らの村をイングランド軍に焼き討ちにされ目の前で姉を惨殺されるという悲劇に見舞われる。彼女の悲しみを目のあたりにした神父は『いつか神がお前を必要とする日がくる』と言う。そして数年後、フランス王家の元にジャンヌからの手紙が届く…

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軍師かんべえ

ミラ・ジョボヴィッチの鬼気迫る演技には圧巻。個人的にはバイオハザードよりジャンヌ・ダルクの方を代表作とした方が…

百年戦争

ジャンヌ・ダルクの舞台ともなった百年戦争とは諸説あるが1337年11月から1453年10月までの116年に渡りフランスとイングランドの間で繰り広げられた戦争状態のこと。しかし戦闘は間欠的なもので休戦が宣言されていた時期もあり常に戦闘状態だったという訳ではなかった。100年戦争を知る事はジャンヌ・ダルクを面白く観るためには必要な知識ではあるが要点だけを抑えておくだけで十分に本作は楽しむことができます。簡単ではあるが必要なポイントだけをココでは解説していきましょう。

軍師かんべえ

いきなり混乱するかもしれないがフランスとイングランドの国家間の戦争ではなくフランス王位をめぐる争いに封建諸侯の領地争いが重なったものなんですよ。

サルでも分る100年戦争

100年戦争を語るには1066年にイングランドの王になったウィリアム1世の話をしなければいけません。簡単な話でウィリアム1世がイングランドの土地だけではなく同時にフランスのノルマンディーも治めていた事が後に100年戦争の火種となってしまいます。

そして時は流れ…イングランドの国王にはヘンリー2世が就くことになります。フランスの有力貴族であった事からヘンリー2世はフランスでの領土を大きく拡大していきました。

そして時は更に流れていき…イングランドの国王にはエドワード3世が就きます。
エドワード3世はフランス国内に所有していた領地を殆ど管理できない状態になってしまいました。

そのような中でフランス国王シャルル4世が死去。後継者がいなかったため跡目問題でシャルル4世の従弟フィリップと親戚であったエドワード3世が次期フランス国王の座を狙い争う事になりました。これが100年戦争の始まりとなります。

フランス軍連戦連敗

100年戦争の中でエドワード3世(イングランド軍)とフィリップ(フランス軍)は数多くの戦いを行いました。主な戦いとしては1346年クレシーの戦い、1356年ポワティエの戦い、1415年アジャンクールの戦い…どの戦いにおいても勝利してきたのはエドワード3世率いたイングランド軍でフランス軍は連戦連敗で降伏も時間の問題だったのかもしれません。

オルレアンの乙女

突如として現れたのは神の使いと称された『オルレアンの乙女』ことジャンヌ・ダルク。彼女は聖人や天使が見え、神からお告げを受けたと主張…果たして彼女が起こした奇跡とは?

まとめ

100年戦争と聞いてしまうとイングランドとフランスで領土支配における戦争とイメージしがちだが実際は次期フランス国王の座を狙い親族間で領地の権利を争っておきた戦争だったという事です。

戦争序盤ではイングランドが優勢でフランスが落ちるのも時間の問題とされていた中で突如として現れたジャンヌ・ダルクの存在がフランス軍を奮い立たせ奇跡の逆転劇を演じてしまう事になる。フランスが勝利を掴むのだが…本作に於いて重要なのは、どっちが勝利したのかではなく…ジャンヌ・ダルクは本当に神の使いなのか?奇跡を起こす事が出来たのか?彼女が見たものとは?一人の少女の目線から見えていたのは?

軍師かんべえ

本作で感情移入すべき人物はもちろんジャンヌ・ダルク。彼女は何に焦り、何を恐怖し、何と戦っていたのか?彼女に没入できた時にジャンヌが本当に見えていた光景が見えてくるはず…

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異端審問

中世以降のカトリック教会において正統信仰に反する教えを持つ=『異端である』という疑いを受けた者を裁判する為に設けられたシステムで異端者を根絶する事が最大の目的である。
多くの場合、異端者は密告によって審問官に知らされる。なお告発者の名は伏せられ公表される事はない。その後、対象者を招聘し裁判が始まる。しかし裁判というのは名ばかりで異端審問に掛けられる時点で罪は確定している扱いとなるため異端審問では『罪の自白』を促す措置が開始される。つまる所は『拷問を受ける事で罪を贖う』といった勧めを受けるのが異端審問会。鎖につなぐ、飢餓状態に置く、不眠といったのが代表的な拷問であるが、この段階で自白しなければ鞭打ち、逆さ釣り、炭火焼、足枷、水攻め…といった痛みが伴う拷問が告罪するまで続けられる。また拷問中に審問をかけられている者を殺す事は絶対に許されず、もし死亡させたなら拷問を行っていた刑吏が処される事になっている。その後に刑罰を受ける事になるが、それでも改悛しなかった場合に火刑となる。

イメージ的にはスグに火刑という時短裁判の印象があるが実際は火刑に至るまでの救済は数多く用意されている。しかも火刑に処される直前であったとしても被告が改悛すれば、その命は助けなければいけないとされている。

魔女狩り

異端審問会は『異端』にのみ、その対応をまかされていたのだが15世紀頃になると『魔女』という存在が現れ異端審問とは独立した魔女への迫害、すなわち『魔女狩り』に発展することとなる。被告が改悛したとしても『魔女』と断定されれば火刑は免れなくなったという事である。

軍師かんべえ

結局は火刑にしてしまう理由を作られてしまった。人が神の名の下に人を裁く事こそが罪であるのに…

告解

キリスト教の幾つかの教派において罪の赦しを得るのに必要な儀礼や告白といった行為。カトリック教会に於いては洗礼後に犯した自罪を聖職者への告白と通して、その罪における神からの赦しと和解を得る信仰儀礼。似たような言葉で『懺悔』というのがあるが殆ど同じ意味なのでココでは細かい違いはあるものの『懺悔』みたいなもの…と捉える方が理解しやすいと思われます。

聖女ジャンヌ・ダルク

ジャンヌは1412年にフランス東部のドンレミ村で農夫の娘として生まれた。幼き頃に神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍しイングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦して勝利を次々と納めていく事になる。そしてオルレアンに続きランス奪還を果たしシャルル7世の戴冠に大きく貢献した。『フランスの英雄』『オルレアンの乙女』とフランス国民から称えられるが後に対立していたブルゴーニュ公国の捕虜となり身代金と引き換えにフランスではなくイングランドへ引き渡される事になる。イングランドでは異端審問にかけられ最終的には異端の判決を受けたジャンヌは19歳で火刑に処され生涯の幕を閉じる。

守護聖人

ジャンヌが死去した25年後にローマ教皇カリストゥス3世の命でジャンヌの復権裁判が行われた結果、ジャンヌの無実と殉教が宣言される事になる。殉教とは自らの信仰のために命を失ったとみなされる死の事で火刑に処しておきながら殉教者として讃えられるようになるが…これはフランス国土は未だ安定しておらず政権は盤石ではなかった上にジャンヌへの処分に対して疑問や不信を抱いていた領主がいたため異端者のレッテルを剥がすことで納得をさせようと試みたパフォーマンスだったとされています。そしてジャンヌは1909年には列福、1920年には列聖されフランスの守護聖人の1人となっています。※列聖・列福とは地位の事。

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未だ人気のジャンヌ・ダルク

美人女性騎士であり…神の啓示を受けた存在であり…若くして命を失った…といったドラマ性を豊富に持ち合わせているジャンヌ・ダルクは世界的にも多くの有名な作家、映画監督、作曲家たちがジャンヌを主題とした作品を製作している。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ヘンリー6世第一部』やフランスの詩人ヴォルデールの詩『オルレアンの乙女』、ドイツの思想家フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲『オルレアンの乙女』…などなど日本でも2010年に堀北真希、2014年に有村架純がジャンヌを演じた舞台『ジャンヌ・ダルク』が公開されている。他にも小説、漫画、アニメ、GAMEと幅広く…『戦う女性』といえばの代名詞的存在でもあります。

2014年版舞台『ジャンヌ・ダルク』出演:有村架純、東山紀之 他をDVDで鑑賞させてもらいましたが総勢130名の戦場シーンは圧巻そのもので壮大なスケールの舞台演出は必見。ただでさえ有村架純だけ見ても十分に楽しめるのに力強い演技は鬼気迫るジャンヌを見事に演じ切っていました。このように自然とジャンヌの作品を目にしているだけにジャンヌ・ダルクという女性騎士が世界的にどれだけ愛されているかが伺えますよね。

2014年 舞台『ジャンヌダルク』主演:有村架純

2014年:舞台『ジャンヌ・ダルク』
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ジャンヌ・ダルクを楽しむポイント

この作品の中のジャンヌは何かに追われているのか…何かに怯えているのか…終始において挙動不審。突然キレ出したり…統合性失調症かのようなジャンヌにしか見えない何かがまとわりついているのか…その迫真の演技には魅入られる程で百年戦争とう題材でスペクタクルな展開だけでも十分に楽しめるのだがジャンヌの人間性としてのドラマが最高に考えさせられる作品でもあります。果たしてジャンヌが見えていたものの正体は?彼女が神から告げられた言葉とは?彼女は魔女なのか…異端者なのか…聖女なのか…全ての答えは158分後にある…

軍師かんべえ

私の中のMyブームで『フォーローミー』という言葉がありましたけど…世間的には全然流行っていませんでした…

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