『キングコング 髑髏島の巨神』をモーっと楽しもう

軍師かんべえ

おかえりなさいませ(*- -)ペコリ
ココでは『キングコング髑髏島の巨神』
徹底解析完全ネタバレとなってます。
鑑賞前のお客様はご遠慮下さいませ。

キングコング 髑髏島の巨神

2017年:アメリカ・日本公開
監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
出演:トム・ビドルストン、サミュエル・L・ジャクソン 他

『キングコング 髑髏島の巨神』を手掛けたジョーダン・ボート=ロバーツ監督は『幼い頃から日本のアニメやゲーム、怪獣映画を観て育った…僕には日本文化のDNAが組み込まれています!』という程の大の親日家。本作を観て頂いたら分かる通り日本へのオマージュが多数取り込まれていて日本人には嬉しい限りの作品となっている。

コングの最大のライバルであったスカルクローラ―はエヴァンゲリオンの『使徒サキエル』と千と千尋の『カオナシ』を彷彿させるデザインでしたし、スケル・バッファローは宮崎駿の『もののけ姫』を思わせる様な神秘的なシーンも演出されていました。

私にとって『キングコング』とは1933年版と完全リメイクされた2005年ピーター・ジャクソン版の2作品のみが全てであったが本作鑑賞後は私の心に新たな『キングコング』が刻まれた瞬間でした。完全オリジナルストーリーに加え、更にモンスターバースに繋がる重要な作品でエンドロール後には次作への伏線が貼られ男の子にとっては堪らないって感じでしたよね!

云わば『キングコング 髑髏島の巨神』は『髑髏島リーグの予選』みたいなもので見事に勝ち抜いたコングは決勝の舞台でGODZILLAとの対戦が2021年に控えている。この対決を考えると『血沸き肉躍る』といった興奮状態に陥ってしまう。2021年『KONG VS GODZILLA』に向けてココでは鑑賞後の徹底考察をしていきたいと思います。もちろん鑑賞済という事で進めていきますのでネタバレ記事となっております。

モンスターバース1作目『GODZILLA』
鑑賞前の予備知識記事はコチラから

軍師かんべえ

この映画で絶対に吹き替え版で鑑賞しないで下さい。まさかパーフェクト・ヒューマンのGACKTに欠点があるとは思わなかった…佐々木希もダメだった

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巨神コング

この手の映画ではメインとなる大怪獣を出し惜しみする演出が多い中で(その演出が悪いとは思っていません)本作は冒頭からコングの暴れっぷりが堪能できる怪獣映画ファンには大満足の作品だったのではないでしょうか。『地獄の黙示録』を彷彿させるヘリコプターのシーンでは侵入者でもある人間を序盤から滅多打ちにしてしまいます。『あの巨大猿は何なんだ!?』と混乱しながら次々とコングにヘリを壊されていくのは圧巻で…まさに『この島では人類は最弱』というキャッチコピー通りの展開となってしまった。島に爆弾を投下していた人間に激怒したコング…髑髏島にとってコングとは何だったのでしょうか…

髑髏島に住む唯一の人類イーウィス族からと崇められているコング。石柱に描かれた画から人々から称え祭られてことが分かります。コングは島の調和を脅かしていたスカル・クローラーに唯一対抗できる存在でイーウィス族はコングによって脅威から守られていました。島の調和を乱す生物に対しては容赦なく襲い掛かるコングだが決して狂暴な怪獣ではなく危険と見なされていない生物なら人間でさえも襲う事は決してしない…少なからず『知性』と『理性』を兼ね備えていた事を垣間見れました。

自然の神

コングとは…私たちにとって何なのでしょうか?時には調和を保つ存在でもあり…時には脅威となる存在にもなる。そう…まさしく『自然』そのものである。私たちが暮らしていくうえで『自然』は絶対に必要な存在で『恵み』をもたらしてくれる欠かせないものではあるが…人間は利己的な理由で自然を破壊していく核実験を繰り返してきた。その結果、地球温暖化をはじめ空気汚染やオゾン層破壊といった代償を受けている。そして近年は自然災害が世界各地で多発しているのも人類が調和を乱してきたからではないだろうか…その自然を具現化した存在がコングであり…今まさに自然の神『コング』によって審判が下されているのかもしれません。

軍師かんべえ

『天に唾すれば我が身に返ってくる』のコトワザ通りにパッカード大佐の部隊は壊滅状態に…自業自得。

地球空洞説

本作だけでなくモンスターバース作品の中で度々出てくる『地球空洞説』というキーワード。読んで字の如くなのだが…この学説は17世紀に実際に提唱されていた考え方の一つであったがニュートンの万有引力の法則によるところ『地球空洞説』の存在はありえないとされ現在では小説や映画、ゲームの世界観として使われる事が多い。

我々の住む地球は中身の詰まった球体ではなくゴムボールみたいに中空であったり、別世界に繋がっているという考え方

地球空洞説 – Wikipedia

今でこそ幻想の中でこその説ではあるが当時は真剣に議論されていたらしく『地球空洞説』を唱えた人の中にはハレー彗星を発見したイギリス天文学者のエドモンド・ハレーやスイス天才数学者レオンハルト・オイラーなどがいる(誰?なんだが…)

ウィリアム “ビル” ランダ

特別研究機関MONARCH(モナーク)に所属する地質学者。1944年に戦艦U.S.Sロートン沈没事故の唯一の生き残りで事故の際に巨大生物に遭遇する。その事故をきっかけに『地球空洞説』を唱えるが学会では冷笑され続けている。調査の中で発見された髑髏島に自らの説を立証する存在がいる事を確証する為に調査チームを編成する。

ヒューストン・ブルックス

地質学者であるヒューストンは学会で『地球空洞説』を主張した際に周囲から一蹴される中でウィリアム・ランダに認められたことをきっかけに特別研究機関MONARCH(モナーク)の一員となる。

モンスターバース版『地球空洞説』

特別研究機関MONARCHの地質学者であるランダとブルックスは我々が住む地球の中は空洞が広がっており、その中にはかつて地球を支配していた巨大生物が今も暮らしている。そして髑髏島が地下世界と地上を繋ぐための空洞があると訴えている。髑髏島に侵入したチームはヘリコプターから地質調査の名目で爆弾を投下。その結果、地中に眠っていたスカル・クローラーを呼び覚ましただけでなく島の調和を守るコングを怒らせてしまう事になってしまったが…

軍師かんべえ

地下空洞の中には…あんな化け物がウジャウジャいるのか…考えただけでも『おらぁ ワクワクすっぞぉ』

戦争に取り憑かれた男

ベトナム戦争では納得のいかない結果となってしまい多くの仲間を失い戦場を放棄するという形で帰国を命じられたパッカード大佐の狂気じみた人物は『地獄の黙示録』のウィラード大尉とカーツ大佐そのものでした。パッカード大佐は戦場でこそ存在意義を見出せる男で突然の髑髏島調査隊の護衛任務に対し『感謝します』という言葉から他の隊員と違い更なる戦場を迎える事に対し喜びを感じているほど…

髑髏島でも多くの部下をコングによって失ったパッカード大佐は新たなる強敵に翻弄されるも心の中では悦びに満ちていたのではないでしょうか…本作でのラスボスはスカルデビルであるが明らかに対決の構図はコングVSパッカード大佐が中心に描かれていました。ベトナム戦争時における最新兵器に対しコングとどう戦っていくのかが最大の見せ場でもあります。

マザーファッ!

サミュエル・L・ジャクソンと言えば…あのセリフは『キングコング』でも発せられるのか…が注目となってくる。但しサミュエルの口から発せられた瞬間に『キングコング』はR指定映画になってしまう…というコングだけではなく映倫との闘いでもあった本作は見事にサミュエル・L・ジャクソンの1本勝ち!まさかの『マザーファッ…』で潰されてしまうという思わず笑いながらの大拍手をしてしまいました…さすが名優サミュエル!この男は決して私たちを裏切らない…

軍師かんべえ

マザーファッカ―とは母親と近親相姦をしてしまうほどのゲス野郎という意味で相手を侮辱する言葉としては最上級の意味を持つ。もちろん全てのメディアで禁止用語となっている。説明すな!

武士道ハンク・マーロウ中尉

1944年、太平洋戦争時に髑髏島へ不時着してしまったマーロウ中尉。同じく不時着した日本軍人の碇軍平は後にスカル・クローラーによって殺されてしまったとマーロウ中尉から語られています。しかし碇の武士道精神はマーロウに引き継がれ彼の心の中にいつまでも存在していくことでしょう。『不名誉よりも死』という言葉は今の日本人でさえも理解不能となっている武士道精神の塊ともよべる言葉をアメリカ人が躊躇なく発する…という所に面白さを感じた。更に言うならマーロウ中尉は、どことなく横井庄一を連想させられてしまいます。

横井庄一を簡単に説明すると…
太平洋戦争が終結していた事を知らずにグアム島で28年目もの間、隠れ住んでいた所を地元民に発見され日本に28年ぶりに帰還した元大日本帝国陸軍軍曹。帰国の際に『恥ずかしながら帰って参りました』という言葉はその年の流行語となった。

マーロウ中尉は唯一登場人物の中で髑髏島の在り方を知る文明人という立場になっており両者(髑髏島の怪獣と文明人)の架け橋となる存在という見た目には分かりずらい重要なポジションに付いている。このマーロウ中尉こそがモンスターバースにおける人間達が今後に怪獣と共生していくために必要な資質をもっていたのではないでしょうか…人類が生き残るための姿を示したのがマーロウ中尉でした。

軍師かんべえ

『ところで戦争はどうなったんだ?』の質問に対し『どの戦争の事だ…』と返した時のマーロウ中尉の顔が印象的でした…『まだ戦争を繰り返しているのか…』という

LOAD TO GODZILLA

エンドロール後には髑髏島の地中で発見された壁画が映し出される…そこには何やらGODZILLAと思われる怪獣と三つ首の龍が戦っているような…そしてゴジラの咆哮が

軍愛かんべえ

はて…三つ首の龍…ハッ!!まさか…キング…ギ・ド・ラ?

総括

僕的には100点満点中の120点を付けたいほどの作品でした。2014年版GODZILLAと違い人間ドラマが少し薄くなってしまったが冒頭からコングが大暴れする爽快なモンスターパニック映画で大満足。しかも次作の『GODZILLA キング・オブ・モンスターズ』につながる伏線の貼り方…どこをとっても『面白さ』しか感じられず、この作品を低評価している人の気持ちが全くもって理解できない。2021年には『KONG VS GODZILLA』が控えているが、KONGでもう1作だけでも作って欲しいくらい。

今回のコングは美女との絡みが少なめで川に落ちたウィーバーを助けるも恋愛といったラブストーリーの展開にはならず少しだけスケベ心は出るが終始『男前コング』を貫き通したキングコングでした。中途半端に描くくらいなら、この位で抑えたのは正解だったかもしれません。とにかくバトル!バトル!バトル!の連続でサミュエルとのメンチの切り合いは最高でした!後ね…後ね…コンラッドが走りながら日本刀を受け取りバサァッと…とか黒人軍人が持っていたヘルメットってフルメタル・ジャケットのやつでしょ…とか小ネタだが語りたい箇所がたくさんありますがキリがないだけに本日はココまででご勘弁ください。

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今回も長文失礼いたしました
それでは…

またのお越しをお待ちしております

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