『ぼくらの七日間戦争』を100倍楽しもう

軍師かんべえ

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!

『ぼくらの七日間戦争 1988年版 / 2019年版』を鑑賞されている方は
鑑賞後レビュー『モーっと楽しもう』にどうぞ

ぼくらの七日間戦争

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SEVEN DAYS WAR 戦うよ…
 僕たちの場所 誰にも譲れない…

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1985年に宗田理の文庫書き下ろし小説(文庫のためだけに書かれた小説)の『ぼくらの七日間戦争』が発行

1988年に映画化され国民的アイドル宮沢りえの映画初主演&映画初デビューという事もあり当時の世間の話題をかっさらっていっただけでなく、学校教育の在り方を深く見つめなおすキッカケをも作り良くも悪くも社会現象となった超問題作品

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当時のアイドル事情を考えると…宮沢りえの一強時代だった事から作品内容の良し悪しよりも『宮沢りえ』を鑑賞するための映画だった事は否めない。

しかし後々ではあるが教育社会での『体罰問題』という事に対し多大な影響力を及ぼしていたのも事実である。教師と生徒、教師と親という力関係の逆転現象が次第に起きてしまうキッカケとなります。

更に原作はもっと深く少年少女の感情を掘り下げていたので その世代の心をしっかりと掴んでいたことから『ぼくらシリーズ』として1985年から2013年の間に全45巻も刊行され累計発行部数2000万部を超えた人気作品となっています。

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1991年には『ぼくらシリーズ』第10作目の沖縄を舞台にした『ぼくらの秘密探検隊』が具志堅ティナ主演『ぼくらの七日間戦争2』として映画化されているが…これはスルーしておきましょう(笑)

そして1作目である『ぼくらの七日間戦争』から約30年の月日を経て2020年を舞台としたアニメ版オリジナル新ストーリーが『ぼくらの7日間戦争』

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現代の若者たちが戦う『7日間戦争』を”大人達への挑戦”と”ユーモラスな戦い”を描くことを条件に原作者の宗田理はアニメ映画化を快諾したと云われています。

アニメ版『ぼくらの7日間戦争』は原作にはないオリジナルストーリーで製作され また違った一面を見せている作品でもある。

ただ『子供たちVS不条理なるもの』という本シリーズのテーマもしっかりと描かれている内容で30年前の実写版とはまた違った現代版ならではの社会的メッセージも込められていました…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『ぼくらの七日間戦争 1988年/2019年』を100倍楽しもう!

軍師かんべえ

今回は新旧『ぼくらの七日間戦争』の予備知識を一気にご紹介します。

ぼくらの七日間戦争 1988年版 / 2019年版を鑑賞されている方は
鑑賞後レビュー『モーっと楽しもう』にどうぞ

ぼくらの七日間戦争 1988年版

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お願い…エレーナ
      …お願い。

あらすじ

青葉中学では横暴な教師たちが生徒たちを理不尽な校則で縛っていた。1年A組の菊地英治たち8人の男子生徒はそんな学校生活に嫌気をさし町外れにあった廃工場に立て籠ってしまう。学級委員長の中山ひとみら3人の女生徒達も加わり…遂に横暴な大人たちとの戦争が始まってしまうのだが…

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1988年:日本公開
監督:菅原比呂志
脚本:前田順之介、菅原比呂志
原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』
製作:角川春樹
出演者:菊池健一郎、宮沢りえ、工藤正貴、佐野史郎
    賀来千香子、室田日出夫、出門英、浅芽陽子 他
音楽:小室哲哉
主題歌:TM NETWORK
        『SEVEN DAYS WAR』
撮影:川崎敏
編集:板垣恵一
製作会社:角川春樹事務所
配給:東宝

1988年版『ぼくらの七日間戦争』は横暴な教師や親たちに対し反旗を翻す中学1年生 男女11人のジュブナイル物語となっている。

当ブログ管理人の軍師かんべえも公開当時は中学3年生で主人公メンバーとほぼ同世代。

作中で描かれていた理不尽な校則に同じように縛られていた経験があるので彼等の想いは痛いほど理解できてしまう。例えるなら靴下は無印の白のみしか認められていない。ロゴ入りの靴下ですら校則違反になってしまうという厳しいルール。他にも登下校は学帽を被る、買い食いをしてはいけない、シャープペンシル禁止、巾着袋禁止などなど。かなり忘れているが他にもたくさん理解不能な校則があったはずである。

もちろん先生にみつかれば何かしらの罰を受け…場合によっては飛び蹴りを喰らった記憶もある。逆に今の中学生の校則ってどうなっているのか非常に気になってしまう…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『ぼくらの七日間戦争 』を100倍楽しもう!

ON THE まゆ毛

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今考えるとスゴイ事を教師たちはやっていて…スゴイ事を生徒たちはヤラれていたんだなぁ…と背筋が凍る思いである。月に一度の風紀検査で眉毛に前髪がかかっていたら即座にハサミでチョン斬っていたのだ。

今、こんな事をやったら大問題になることは間違いない。ただ私と同年代以上の方なら似たような経験はどこの地域でもあるはずで…コレ以上の事をされていた学校も存在するはず。

今の中学生は驚くかもしれませんが、こういった教師の横暴は生徒たちの親ですら容認していた時代だったのです。『うちの息子が変な事をしたらブン殴ってやって下さい』なんて親が平気で教師に頼んでいた訳ですから…逆の意味でコッチの時代の親も『モンスターペアレンツ』なのかもしれません

校内暴力

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なぜココまで厳しい校則と横暴な教師が80年代から90年代の間に広まっていったかの理由は実に明確で少年少女たちの不良化が深刻となり校内暴力が全国の学校で多発。

それに乗じて教師側や大人達も対抗するかのように力で生徒たちを抑え込む指導に変わっていくのである。

余談であるが私が中学生の頃はまさに『クローズ』の世界であった。中学3年間の中で2回ほど他校の生徒が上の画像のように殴り込みに乗り込んできた記憶がある。こんなにカッコ良い奴はいなかったけど(笑)

犠牲になったのは…

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いけいけドンドンの不良生徒たちにだけ適応する校則なんてあるわけがない。全校生徒一律に規則を守らせようとする時に一番犠牲となるのが中途半端に反抗する層の学生である。

ヤンキーたちは規則が緩かろうが厳しかろうが我が道を行っているだけで…真面目なガリ勉君たちは日常が既に大人たちが決めた規則内で生きている。

多感な世代でもある中学時代は大人に対して反抗してしまう時期でもあり殆どの生徒が中途半端に大人達に対抗しようとするゾーンの中で生きている。

ヤンキーでもなく…ガリ勉にもなれない子供たち…『ぼくらの七日間戦争』はそんな中途半端なゾーンで生きている層であった私みたいな人間に突き刺さる内容となっている。

豪華キャスティング

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残念ながら生徒側のキャスティングの中で今も俳優業をやっているのは宮沢りえのみ。

しかし公開された1988年頃では主演の菊池健一郎はテレビドラマや映画でも一線級で活躍する若手俳優であったし、工藤正貴は女優の工藤夕貴の弟として今後期待されていた新人俳優。ガリ勉役を演じた大沢健も後に宮沢りえと何度もテレビドラマで共演していて…今見れば『あぁ…どこに行ってしまったんだろう』と懐かしい気持ちにすらなってしまう。ただ大人側のキャスティングが異常なまでに豪華でありました

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4年後の1992年TBS系列で放送されたTVドラマ『ずっとあなたが好きだった』では夫婦役を演じてた賀来千香子さんと佐野史郎さん。何と最終回の視聴率が34.1%を記録しており全国で『冬彦さん現象』という言葉を生み出しブームを巻き起こした恋愛ドラマでもある。そんな二人が先生役で共演していました。

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スカッとジャパンでお馴染みの名脇役の笹野高史さん。今やバラエティにCMにドラマに映画にと幅広く活動されていて存在するだけで安心感が得られてしまうという大俳優となってしまった。本作では画に描いたような教頭役を演じていてハマり役でもあります。

横暴な教師役としてアクション俳優で日本人の中で唯一ジャッキーチェンを目の前で呼び捨てに出来る男の倉田保昭さん。何と彼はブルース・リーとも共演した経験があるほどの俳優で現在は現在は俳優プロダクションの代表を務めている。

そして当時の横暴な教師役としてドンピシャな個性派俳優の大地康夫さん。ビーバップハイスクールでも先生役を務めていてベビーフェイスにもヒールにもなれる名脇役。

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主演の菊地英治の母親役として出演していたのは今や大御所となってしまった浅茅陽子さん。子供たちを心配する中で多感な時期である子供たちとどう接すればよいか悩んでいる大人を演じていました。

自由奔放な子供たちの演技に対し大人側を演じていた名俳優たちがしっかりと作品を締めていた感じとなっていました。

軍師かんべえ

正直な話…映画としての完成度は高いとは言えない作品で『思い出補正』はかなり入っている。ただこの時代を若者として生きてきた者にとってはコレこそが『青春』なんです

ぼくらの7日間戦争 2019年版

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『人生なんとかなるもんよ』
      根拠はあるんですか?
  『あるよ…実・体・験♡』

あらすじ

2020年北海道の旧炭鉱町である里宮町に住む鈴原守は隣に住む幼馴染みで同級生の千代野綾に密かに恋い焦がれていた。しかし夏休みに入ると親の仕事の都合で千代野は東京に転校する事が決まっている。一週間後に控える自分の誕生日までこの街にいたかった…という綾の思いを知った守は綾に『逃げ出す』ことを持ちかけるのだが…

ぼくらの7日間戦争 2019年版を観るなら
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2019年:日本公開
監督:村野佑太
脚本:大河内一桜
原作:宗田理『ぼくらの七日間戦争』
出演者:北村匠海、芳根京子、宮沢りえ(特別出演)
    藩めぐみ、鈴木達央、大塚剛央 他
音楽:市川淳
主題歌:Sano ibuki
    『決戦前夜』『おまじない』『スピリット』
撮影:木村俊也
制作会社:亜細亜堂
製作会社:ぼくらの7日間戦争政策委員会
配給:ギャガ
   KADOKAWA

大人による管理教育に反抗した中学生11人が廃工場に立て籠り爽快な逆襲撃を繰り広げた1988年公開の宮沢りえ主演『ぼくらの七日間戦争』から約30年を経た2020年 舞台を北海道に移しアニメーション映画と生まれ変わり新たなる『7日間戦争』が繰り広げられる

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アニメ版『ぼくらの7日間戦争』で主演声優を務めるのは『君の膵臓をたべたい』以来 俳優として輝かしい躍進をみせる北村匠海と朝の連続ドラマ小説『べっぴんさん』のヒロイン役を演じ高い評価を得た芳根京子

時代を超え新たな『ぼくらの7日間戦争』に息吹をもたらした豪華声優陣に新鋭の監督として期待されている村野佑太、脚本には『コードギアス 反逆のルルーシュ』などを手掛けた実績の或る大河内一桜が務める。

令和に生きる全ての『ぼくら…』へ贈る新しい『7日間』…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『ぼくらの7日間戦争 』を100倍楽しもう!

新たなる不条理

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学校教育に於ける理不尽な校則と横暴な教師という不条理と闘っていた1988年版とは違い2019年版ではこの時代の中での少年少女たちが抱える不条理なるものと立ち向かう事となる。

さすがに2019年という時代に暴力教師という存在はピンとこない。90年代後半になると教育での体罰が問題視され暴力を振るう教師はマスコミの餌食とされる時代になってしまった。

それと同時に『モンスターペアレント』などと呼ばれる理不尽な事を教育に要求してくる保護者たちが現れてくる。更に『ゆとり教育』といった私たち世代では理解できない教育の在り方まで出現してくる始末。要は教育という機関が迷走している時期でもあった。

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2010年代になると徐々に教育でのスタイルは形勢されるも以前として教師側はどこか生徒側というか親に対して遠慮している様なスタンスを取っている様な気がする。

そしてネットの普及により教育現場も様変わりしていき、授業でもプログラミングが実施されるようになる。

昔とは違い本気で怒ってくれる大人は親くらいで他人である大人からの抑制がなくなった今の子供たちが闘っているモノとは…いつの時代でも子供は不条理なモノと闘っている。だからこそ子供なのかもしれません

戦っているのは”ぼくら…”

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1988年版は主人公たちと同世代だったこともあり彼等とは同じ目線で共に戦えてたのだが2019年版の高校生が抱えている問題に対してはよく理解できていない事があるのかもしれない。

タイトルになっている『ぼくらの…』はその時代の『ぼくら』だと思っている。2019年の時代に高校生であった少年少女に捧げている作品なのである。

だからといって40を遥かに超えたオッサンが何も感じないわけではない。なぜなら通ってきた道だから…確かに私の高校時代はネットもなければ携帯電話もない…SNSも当然なく全ての事に対して共感できる訳ではないが子供でもなく大人でもない狭間の世代である高校時代は私も通ってきた道なのです。

彼等が抱え込んでいた気持ちは、あの時代の私も持っていたのだから…全てが同じとは思わないが共鳴できる部分はあるはず。本作を鑑賞するならあの頃の自分に戻って同じ目線で鑑賞する事をオススメします。

早く大人になりたい

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『はやく大人になりたい』調査をした訳ではないので…私の感覚になるが私達の世代が高校生の時って殆どの人が大人扱いをされたかったのだと思う。

ただ高校を卒業すると同時に自己責任が求められてしまうが、その反面で殆どの事が解禁となってしまういます。高校生までは狭い世界の中で大人たちに守られて生きていました。

高校生時代の僕らの世界は所詮はクラス程度のもので広がったとしても学校程度のものでしかなかった。

大人になると一気に世界が広がってしまう。早く世界を知りたい…束縛されずに自由に生きたい…という気持ちが『はやく大人になりたい』という気持ちにさせていたのでしょう

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現代の子供が僕たち世代と同様に『はやく大人になりたい』という気持ちを持っているのかは疑問である。

僕たち世代は大人になる事で『自由』を手に入れた気がしたのだが…今の子たちは逆に大人になる事こそが『自由』を奪われているように思われているのではないでしょうか。

私たちの世界は狭かった…しかし現代はネットにより世界は広がっている。子供たちは不自由さを感じない世界で育っているのかもしれません。

おそらく現代の子供たちは『大人になんかなりたくない』と感じているのではないでしょうか…1988年版は『自由を奪う大人達』と闘っていたのだが…2019年版の子供たちは『何』と闘っているのか…彼等が必死になって守っているものとは…

軍師かんべえ

彼らは私たちと同じ心情を持ち合わせているが…私たちが出来なかった行動を映画の中で起こしてくれました。こんなに気持ちがスッキリする映画はありませんよね

『ぼくらの七日間戦争』を楽しむポイント

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2019年版『ぼくらの7日間戦争』は1988年版『ぼくらの七日間戦争』のリブート作品(再起動)ではなく約30年後の時を経て北海道に舞台を移し新たなる『7日間戦争』を闘い抜いた子供たちを描いた物語であり…あの頃とは地続きなのである。

この設定は脚本家でもある大河内一桜がインタビューで語っていたが、時代は変わっても子供たちは何かと戦っているのである。だからこそ30年前の『ぼくらがやった七日間戦争をなかった事にはしたくなかった』

もちろん現代では大きく背景が変貌している…しかし立て籠もるワクワク感や秘密基地を作るドキドキ感は今も昔も共通して楽しい出来事なのです。

U-NEXTで見つけた1988年版『ぼくらの七日間戦争』まさしく私の青春の一つでもあり懐かしく鑑賞させて貰った後に関連作品で引っ掛かったのが2019年版『ぼくらの7日間戦争』。

存在自体知らずに連続で鑑賞させて貰ったのだがコチラはコチラで子供たちは『何か』と闘っている。とても感慨深い内容となっていたので記事として扱わせてもらいました。オススメは連続で鑑賞すること。2本連続で見ても3時間程度なのでいけるのではないでしょうか…

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それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ

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