『運命じゃない人』をモーっと楽しもう

軍師かんべえ

おかえりなさいませ(*- -)ペコリ
『運命じゃない人』
徹底解析 完全ネタバレとなっております
賞前のお客様はご遠慮下さいませ

本記事は 『運命じゃない人』 の感想レビューとなっておりネタバレが含まれております。
本編未鑑賞の方は予備知識編『100倍楽しもう』の記事をご確認の上で再度お越しください

運命じゃない人

https://video.unext.jp/title/SID0046118
2005年:日本公開
監督:内田けんじ
脚本:内田けんじ
出演者:中村靖日、霧島れいか、山中聡、山下規介 他
音楽:石橋光晴
撮影:井上恵一郎
編集:普嶋信一
製作会社:ピア、日活、東京放送
     TOKYO FM、IMAGICA
配給:クロックワークス

『1粒で2度美味しい…いや3度かな?』と感じてしまう程、序盤に張られた伏線が見事なまでに回収されていく展開は緻密すぎる脚本と監督による演出が優れていたとしか言いようがない。3回連続で鑑賞する程に楽しめた作品でYoutubeの『伏線回収が凄い映画』で初めて知った…という完全ノーマーク。『まだまだ存在すら知らない映画ってあるんだなぁ…』と感心させられるほどでした。

https://abema.tv/video/title/177-68

伏線回収映画の特徴は初見と2度目、3度目と作品の印象がガラッと変わる事があります。初見は驚きの連続で『ここで繋がるんだ』とか『だから…コレなのね』とパズルが上手にハマるようなスッキリした感覚。2度目は『実は…この時』とか『一方その頃…』と先の展開を知っているだけにニヤニヤしながらの鑑賞になってしまいますよね…3度目でやっとセリフの深い意味であるとか、登場人物がとった行動の意味を考える…といった様に『1粒で2-3度美味しい映画』は何か2倍、3倍に楽しめて得した気分になってしまいます。

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こういった映画は先入観なしで鑑賞するのが一番であり、鑑賞前の予備知識編の記事で何も語れなかっただけにネタバレありのココでは思いの丈を十分に語らさせてもらいます…といったようにココでは『運命じゃない人』を既に鑑賞しているという前提で記事を作成しております。ネタバレ注意となっておりますのでご了承ください

軍師かんべえ

だいたい不自然な動きやセリフを言っている時って伏線が張られている時なんですよね…(笑)

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アパートの鍵貸します

https://lineblog.me/watanabeani/archives/1060271885.html

お人好しの宮田のマンションに色々な人物が出入りする事で展開していくストーリーは1960年のコメディ映画『アパートの鍵貸します』を彷彿させてくれます。先輩にマンションを貸してくれと頼まれるシーンはまさにそれで…ラストも非常に似ていて桑田真紀は決意を決めて再び戻ってくる所で物語は終わります。横に誰かいますけどね…

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そういえば上司にマンションを貸す約束をしていたなぁ…という伏線が回収された事で見逃しそうになるが、このラストは桑田真紀の今後の人生を左右する一大決心の直前でもある。冒頭で桑田真紀は『この星で一人で生きて行くんだ』と心に誓っていました。誰に流されるわけではなく、自分の意思で生きて行くという…『アパートの鍵貸します』ではバドの一途の愛に気付いたフランはバドのいるアパートに迎い一緒にトランプをする所で映画は終わっています。ともに今後の展開は描かれないのですが…私たちは共に同じハッピーエンドを頭に描いたのではないでしょうか。

アパートの鍵貸します

ニューヨークの保険会社に勤めるバドは昇進のため4人の部長に不倫相手との密会用に自分のアパートを時間貸しをしていた。ある日、バドはシェルドレイク部長に呼び出され、課長補佐の昇進を条件に彼にも部屋を貸し出すよう頼まれてしまう。しかし部長が自分の部屋で密会していた不倫相手は…密かに想いを寄せていたエレベーターガールのフランであった…

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軍師かんべえ

いつの時代も不倫ってあるんですねぇ…男がバカなのか、女がバカなのか…それとも両方か(笑)

宮田、忍び込まれ過ぎ…

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『宮田君…それにしても忍び込まれ過ぎ』と言ってしまうと物語が進まなくなってしまうが…思わずツッコミを入れてしまうほど宮田の危機管理能力は非常に乏しい。親友の神田は勝手に合鍵を作る始末で元恋人やヤクザにまであっさりと侵入を許してしまう。ただ、この映画の面白さはガードの甘い宮田のマンションが起点となりパラレル的な視点で描かれる人間模様なので侵入されるのは致し方がない。

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宮田が帰宅した時には実はマンションには神田と倉田が既に忍び込んでいました…もちろん観ている我々は知る余地はないのだが…それにしても宮田は玄関のカギをかけない不用心ぶりをココでもちゃんと演じています。あと細かい演出として右側の扉が少し開いている事にお気づきだろうか…この時の視点を神田目線に変えるとこうなってしまいます

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神田が隠れているトイレの扉が少し開いていますよね。どう考えても宮田がトイレのドアを閉める演出なんて不要だと思うのだが、実はトイレの中に神田が隠れていた…というオチがあるならば見事な伏線となってきます。こういったレベルの伏線が作中に散りばめられているので何度でも見返して答え合わせをしたくなってしまいます。

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宮田の失恋を慰めようと桑田真紀が抱きついた時には…実はベッドの下には組長の浅井が忍び込んでいました。この後、桑田真紀は段ボールの中にあった大金を盗み逃げるようにマンションを飛び出していくのだが…元恋人の倉田が急に押しかけてきた事に対し説教をしていましたが…この説教もマンションを抜けだす為の口実だったのです。

何も知らない主人公

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『運命じゃない人』は宮田武を中心に物語は進んでいくのだが…このマンションの中で繰り広げられていたドタバタ劇も宮田と真紀のラブストーリーの裏側で起こっていた出来事も主人公は全くといって気付いていないのである…親友の神田と元恋人のあゆみがマンションに忍び込んでいた事も、ベッドの下にヤクザの組長がいた事も、段ボールの中に大金が隠れていた事も、その大金が偽物であったことも…宮田の回りで起こっている不思議な出来事ではあるが宮田には繋がっていない…という意味で『運命じゃない人』というタイトルに繋がっていくのではないでしょうか…

軍師かんべえ

『運命の人』ではなく『じゃない人』なんだ…タイトルから恋愛系の映画なのかな…って勝手に連想しましたが良い意味で裏切られましたね(笑)

運命『じゃない』人

1つの物語を5人の視点で描くパラレル的なコメディ映画『運命じゃない人』主人公の宮田にとって親友の神田がマンションに忍び込んでいた事も、元恋人のあゆみが結婚詐詐欺師でマンションに大金を隠していた事も、桑田真紀がその大金を盗んでいた事も、ヤクザの組長の浅井に関しては存在すら気付いていない…宮田は他4人が起こした行動とは繋がっていない『運命じゃない人』なのである。しかし人生ってそういうものじゃないでしょうか。目に見えるものだけが真実の全てではなく、その裏側では自分が知らないたくさんの出来事が繰り広げられているものなんです。

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『一人で生きて行かなければいけないんだ…この星で』
冒頭での真紀のセリフなのだが…婚約者に裏切られ一人で生きて行く事を決意した夜にレストランで神田に声をかけられ、宮田のマンションに潜り込み、あゆみが隠した大金を持って逃げて、宮田に告白をされ、再び同じ駅前の場所に戻ってきます。一人で生きて行く事を決意した女性がたった一晩で多くの人と繋がっていく…人間って絶対に一人では生きていけない生き物だという事なんですよ。自分の知らないところで運命の糸というのは繋がっているもので、ただそれに気づいていないだけなのかもしれません。もしかすると、その運命の糸を探す事こそが人生なのかもしれませんね。

気付いていない運命の糸

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これは完全に余談であり勝手な推測となるのだが、結婚詐欺をしていた倉田あゆみを調べていた探偵の神田が持っていた資料。その中で一瞬だけ映るのが倉田あゆみが看護師と偽り詐欺をやっていたという事実。ココで思い出してしまったのが…

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マンションを貸してくれと頼んできた先輩上司。先輩の彼女は看護師だと言っていました。宮田みたいな独身サラリーマンに近づくくらいだから他のサラリーマンをカモとする事も十分に考えられます。ただ偶然にも同じ会社の先輩後輩だった…というだけなのかもしれません。あくまでも推測ですけどね。

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ラストで宮田のマンションの前で並んでいる真紀と先輩。そしてマンションに連れてこられる先輩の恋人が倉田あゆみ…またしても宮田が知らないところで運命の糸が繋がっていました。倉田あゆみは今後は組長の指示で詐欺をさせられる運命になるので、宮田のマンションであったとしても平気な顔でラブラブに映画を観る事なんて訳ないんでしょうね。

軍師かんべえ

感覚の違いなのかもしれませんが、知り合いとはいえマンションを貸してくれって頼みませんよね。そこだけがモヤモヤしましたよね(笑)

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総括

https://video.unext.jp/title/SID0046118

色々な視点から観察すると景色が変わって見える…的なテーマは黒澤映画の『羅生門』にも通ずると言ってしまうと大袈裟に聞こえるかもしれません。しかし多角的に物事を推測するという点では非常に勉強させられた一本でありました。実は本作は考察記事を書くという事もあり10日間で合計で4回も観てしまいましたが…なぜか鑑賞するたびに新たな発見があるという奥の深い映画でした。少し違う視点から本作を鑑賞した時に気になったのが…この女性の性格

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婚約者に裏切られ一人マンションを飛び出した桑田真紀。常に表情がどんよりしていて電車に飛び込むんじゃないか…と心配してしまうほど。婚約指輪が質屋で3500円と査定され更にどん底に落とされてしまう。安物の婚約指輪を渡されていた時点でこの結婚はなかったのかもしれないし、もしかすると相手は結婚詐欺師だったのかもしれない。それを考えると主人公の宮田とは非常に似ている立場であり、被害に合う前に飛び出してきたというのは正しい選択だったのかもしれません。しかし4回も鑑賞すると気付くのだが…彼女の性格って問題があるんじゃないか…と思ってしまうのです。

https://vod-recom.com/post-55

『自分の幸せを他の人間に託すからこんな事になるんだ…もう誰も信じない』と心に誓っていたのに…神田の誘いにで落ちていました。寂しさを強がる事で誤魔化していた…なんて事は誰にでもある事だが意思の弱さは垣間見れてしまいますよね。

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レストランの前で『帰る家がない』なんて言われたら、そりゃ『うちに来る?』ってなりますよね。それを全て分かっている上での『帰る家がない』という発言であり、体を求めてきたとしても致し方がない状況を自ら作り出しているという事を理解しているのか…

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しかも抱きつかれでもしたら…健康な男子なら押し倒してしまいますよね。よく宮田は我慢したと思いますよ。ココまでの時点で桑田真紀という人間像がしっかりと表現されていました。人を信じやすく、結局は人に頼って生きて行く女性で本能的に男性を惑わしてしまう性格。そして芯が強い訳ではないが我は強い。ズケズケと人の心の中に土足で入ってくるタイプでハッキリと自分の意思を伝える女性だと感じてしまいました。状況的に同情はしてしまうのだが、何故か附に落ちなかったのが桑田真紀の性格がカヨワイ女性として描かれていなかったからかもしれません。

『自分のモノになりそうなら…誰でも好きになるんですか?』

伏線を張っている状況でのセリフなので気付かなかったのだが…この時点で聞いたら『はぁ?』って両方の鼻に指を突っ込んで往復ビンタの制裁を思わずしてしまうセリフ。あれだけ誘っておいて何やねんソレ!ってなりますよね。でも…そういうアザトイ女性って分かっていても何故か僕も騙されそう…

https://satorinoblog.com/reikakirishima

作品の中では幸薄そうな桑田真紀の役を演じていたのは霧島れいかさん。現在も映画、ドラマと幅広く活動をしているのだが、失礼な事を言ってしまうが印象はあまりなく記憶になくて申し訳ない。ただ画像を見てビックリしたのが、かなりの美人さん。この画像を見てしまうと夜遅くにレストランで一人寂しく佇んでいる恋人にフラれたばっかりの女性を思わず探してしまいそうに…って所でオツカレっす!

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