『ギルティ』を100倍楽しもう

おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!
『ギルティ』を鑑賞されている方は
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ギルティ

『ヘビ…?』
『そう…ヘビを消したかった…』
2018年:デンマーク公開 2019年:日本公開 監督:グスタフ・モーラー 脚本:グスタフ・モーラー エミール・ニゴー・アルバートセン 製作:リーナー・フリント 製作総指揮:ヘンリック・ゼイン 出演:ヤコブ・ゼーダーグレン 音楽:カール・コルマン、キャスパー・ヘッセラゲール 撮影:ジャスパー・スパニング 編集:カーラ・ルーフ・ハインチェルマン 製作会社:ノルディスク・フィルム・ディストリビューション 配給:ノルディスク・フィルム・ディストリビューション ファントム・フィルム(日本)
2018年日本では無名のグスタフ・モーラーが監督、脚本を手掛け第91回アカデミー賞外国映画賞にデンマーク代表作として『ギルティ』を出品。若き映画監督の登竜門であるサンダス映画祭の観客賞を受賞するなど数多くの賞を受賞、今 最も注目を集めている新人監督である。アメリカの映画批評サイト『ロッテントマト』が満足度100%を叩きだした作品で2021年にはジェイク・ジレンホール主演でハリウッド版リメイク『ギルティ』が製作されている

今までにない新感覚のクライムサスペンス映画『ギルティ』。緊急通報指令室のアスガーの元に…1本の通報が届く。それは、今まさに誘拐されているという女性自身からの通報であった。電話からの声と音だけという限られた情報の中で事件の解決の糸口を探しだすクライムサスペンス映画。私たちはアスガーと同様に得られる情報は電話からの声と音のみ…つまりアスガーと同じ状況の中で事件を推理することになる。『犯人は、音の中に、潜んでいる』というキャッチコピーが示している様に本作で重要になってくるのが『音』となるわけだが…私はアスガーの『表情』や『所作』にも注目ポイントが存在していると思っている…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『ギルティ』を100倍楽しもう!

脚本、演出、演技どれも素晴らしく私的にも評価は高いのだが…高い評価を付けざるおえない作品になっている事も確かではある。映画通であればあるほど高評価になるという…スゴイ作品になっている…
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ワンシチュエーション映画

ワンシチュエーションとは
ワンシチュエーション – Wikipedia
映像作品によるワンシチュエーションとは1つの場所や状況(シチュエーション)だけで物語が完結している作品を指す。低予算で制作ができることが利点で作り手のアイデア次第の様々な作品が誕生している。
ワンシチュエーション映画と聞いた時に真っ先に思いついた映画が『SAW』と『CUBE』で本作と同様に限られた状況の中で極限状態を描くワンシチュ・ホラーサスペンス映画の元祖と言ってもよい2作品。『ソリッドシチュエーション』とも呼ばれ同じ意味と理解しても大丈夫である。ここで少し宣伝をさえてもらうが…『SAW』に関しては本ブログでも記事を挙げていますので是非併せてご鑑賞ください。
『SAW』を100倍楽しもう
『ギルティ』は全て緊急通報指令室のみだけで物語は繰り広げられ登場人物も部屋の中にいる数人だけとなっている。殆どのカットが主人公であるアスガーのみという映画としてのアクション性の動きは皆無となっている。それだけにアスガーの表情がクローズアップされ眉毛一つ動かすだけでも感情が伝わってくる演出となっています。電話の先で事件が発生したところで映される映像は…

アスガーが考え込んでいる映像のみ。どんな人物が通報しているのか…年齢は…人種は…家の中なのか…外なのか…車の中なのか…得られる情報は電話の声と音のみだけで…しかも嘘を付かれている可能性もある。つまり映画を観ている私たちもアスガー同様に電話の先の状況を頭の中で描く作業をしてしまうのである。映画としての映像は緊急通報指令室のみというワンシチュエーションなのだが私たちは脳内で色々なシチュエーションを描いてしまうという…グスタフ・モーラー監督が仕掛けた魔法にかけられてしまうのである…

ワンシチュ作品は脚本、演出、演技が揃って初めて傑作となる危険性の高いジャンル。一つでも凡庸になると一気に駄作になってしまう怖さがあります

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有罪

『GUILTY』を訳すると『有罪』となる。少しタイトルとしてはズレているのでは…と思うかもしれませんが『有罪』でよいのである。正直に言うと本作は鑑賞前の予備知識が必要な作品ではなく下手に書いてしまうとネタバレになってしまう取扱注意の作品なのである。だから詳しくは書けないのだが本作のタイトルは『有罪』という意味である『GUILTY』が最も適している…とだけ書いておきます

鑑賞後レビューで思う存分語っていきますので…予備知識編はこんな感じでスンマセンm(_ _”m)


『ギルティ』を楽しむポイント

秀逸な脚本に無駄のない演出、そして自然な演技といったように完璧とも言えるワンシチュエーション映画。一つでも欠けてしまうと一気に駄作になってしまうジャンルで挑んだ監督のグスタフ・モーラーは実は本作が長編映画デビューだったという…若さ故の怖いもの知らずなのか、勝算があっての事なのかは置いておくとして最初から最後まで手に汗を握ってしまった事は間違いない事実であった。ただ本作の様な映画の批評で『お金をかけなくても良い作品は創れる証明になった』とか書いてある記事を多数見たのだがそんなのは何十年も前から繰り返し言っている事で何を今さら鬼の首を取ったように書いているんだ!と思ってしまったのだが…鑑賞後はレビューを書いてる同じ身としては気持ちはスゴイ理解できるたのである。この映画『書く事がねぇー!』って言う事に…(笑) 何を書いてもネタバレになってしまう上に画像もオッサンのワンショットばかりで華がないし…鑑賞前の予備知識としてはコレ以上は書けないのですよ…どうか勘弁して早く鑑賞してみて下さい(笑)
それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ
