『1917 命をかけた伝令』を100倍楽しもう

おはこんばんちわ(-ω-)/管理人『軍師かんべえ』です
映画ライフを楽しんでますか!
鑑賞前の予備知識!これで映画はもっと面白くなる
今回の作品はコチラ!

1917 命をかけた伝令

2019年:アメリカ公開(2020年:日本公開)
監督:サム・メンデス
撮影:ロジャー・ディーキンス

第一次世界大戦に投入された2人の若きイギリス兵の
1日を全編ワンカットで追いかける戦争ドラマ作品

第92回アカデミー賞では10部門にノミネートされ
撮影賞・録音省・視覚効果賞の3部門を受賞

~あらすじ~
若き英兵のスコフィールドとブレイクは
最前線にいる仲間1600人の命を救うべく
重要な命令を一刻も早く伝達するため
どこに敵がいるのか分からない戦場へ
飛び出していく…

臨場感あふれるワンカット撮影

先に説明させて頂きますと
『全編ワンカット風』が正しい表記で
編集で上手く繋ぎ合わせる事で
『ワンカット』の様な仕上がりになっていますが…
そんな事はどうでもいいじゃありませんか!

あくまでも『ワンカット』は手段であって
目的ではありません
この撮影方法で監督が意図していた事は
『本作はリアルタイムで語るべき…』
語っている様に見事に私たちを
1917年の西部戦線へと誘った作品となりました
この没入感を是非味わって下さい

3人目の主役

『1917』のストーリーは至ってシンプル
最前線でドイツ軍と戦うデヴォンシャ―連隊に
翌朝行われる攻撃作戦の中止命令を伝える…
という2人の若きイギリス兵の話

この伝令役となった2人と同じ目線で
しかも近距離で撮影する事により
あたかも2人の隣にいるような感覚が味わえます
分かりやすく言うなら…
シューティングゲームをしているような感覚

この演出により2人の息遣いが聞こえてきたり
緊迫感さえも共有しているように感じられる
そう…3人目の主役は貴方なのです!
あなたは今!攻撃中止命令の伝令を最前線にいる
D連隊に届ける3人目の兵士となったのです

鑑賞時間=映画内経過時間

ワンカット撮影の最大の特徴は『時間の経過』
例えるなら10分間のワンカットシーンは
映画の中の経過時間も10分間という事になります
だからこそ臨場感が半端なく伝わってくるのである

もちろん臨場感を得るための代償は大きく
完璧な台本が必要な事はもちろん
幾度となく繰り返されるリハーサル
役者も自分の演技だけではなく技術的な動きも
把握しておかなければいけません
更に一発勝負という重圧も襲い掛かってきます

『本作はリアルタイムで語るべき…』
メンデス監督は私たちに
命をかけた伝令(映画)を伝えたかったのでは…

2人の伝令兵ブレ&スコ

熱くなり暴走してしまう事もあるが
正義感が強く仲間思いのブレイク

冷静な判断で合理的に物事を進めるタイプだが
少々ヤル気を失っているスコフィールド

とても相性が良いと…思えない2人が
攻撃中止命令を最前線の部隊に届けるという
重要な任務を背負う事に…

若手俳優のブレ&スコ

左ブレイク 右スコフィールド

トム・ブレイク役(左)
ディーン=チャールズ・チャップスマン
ウィル・スコフィールド役(右)
ジョージ・マッケイ

特別映像でメンデス監督は2人の若手俳優を
起用した理由を語っていました
『観客には2人の目を通して
新たな体験をしてほしいから無名俳優を起用した
この規模の映画に無名俳優を使えるのは
逆に贅沢なキャスティングだった』

ジョージ・マッケイ
「有名な俳優が主人公を演じたら
観客が現実に引き戻されてしまう」

確かに贅沢な起用ではあるが…
有名どころを使っていたら膨大なリハーサル…
嫌…書くのは辞めておこう。。。

ブレ&スコの関係性

ネタバレになってしまうので詳しくは書かないが
二人ってただの同じ部隊というだけで
親友どころか友人っていう関係でもなさそう…
ただ二人の微妙な関係が今後…どうなっていくかは
皆さんの目で確かめて下さい。。。

第一次世界大戦

『1914』の舞台となった第一次世界大戦
学校でサラッと習った記憶しかないのだが
調べれば調べるほど感慨深い戦争である事が分る
第一次世界大戦を知れば
『1917』はもっと面白くなる!

第一次世界大戦(1914-1918)
約4年半の長期間で計25か国が参加
ヨーロッパを主戦場として戦われた戦争
今までの戦争とは違い一般の国民も巻き込む
国家総動員体制となり世界初の総力戦となった

開戦までの経緯

サラエボ事件

オーストリア皇太子夫妻がボスニア訪問中に
セルビア青年の銃撃により暗殺
この事件が発端となりオーストリアが
セルビアに対し宣戦布告した事で開戦

…となっているが、こんな単純なものではなく
当時の国家間の複雑な同盟関係が
世界大戦へと繋がる形となりました
オーストリア夫妻暗殺のサラエボ事件は
『キッカケ』であって『原因』ではない

国家間の複雑な同盟関係

イギリス・フランス・ロシア(三国協商)
3都市(カイロ・カルカッタ・ケープタウン)を
中心に勢力拡大を目的とした政策が3C政策

ドイツ・オーストリア・イタリア(三国同盟)
ベルリン・イスタンブール・バグダードの
3都市を結ぶ鉄道を建設し西アジアに進出する
政策が3B政策

つまり3B政策の鉄道がバクダードから伸びると…
3C政策の勢力圏に入ってしまいますよね

こういったヨーロッパの緊張状態の中で
『サラエボ事件』が発生した事により
オーストリアと同盟国であったドイツが参戦
セルビアと友好関係にあったロシアが参戦…
と次々と世界を巻き込む大戦へと発展していく事に
両軍合わせて7000万人以上の軍人が動員され
史上最大の戦争となった

塹壕とは?

戦争に於いて敵の銃撃砲から
身を守るために陣地の回りに掘った穴

まぁ…画像を見れば一目瞭然で
すごく原始的な防御方法ではある
ただ侮るなかれ…この単純な穴掘り作戦が
防御する上で想像以上に効果絶大

ただし…絶大な防御力だからこそ
両陣営は塹壕を掘り捲り防御に徹した事で
戦争は膠着状態に陥る事になる

そうなってくると塹壕の中で病気になる者が続出
両陣営は膠着状態を打破するため
この大戦で次々と新兵器が投入される事になる

大量殺戮兵器の投入

塹壕戦は鉄条網を張りマシンガンを配置する事で
攻めてくる敵兵を一網打尽にする作戦
この塹壕を攻めるにあたり最初に投入されたのが…

敵の砲撃から身を守るには適した戦車
…だが塹壕に嵌り身動きが取れない事態に…
しかも途中で故障でもしたら修理できない状況になる
そして次に考えられたのが…

飛行機からの空爆で状況を打破しようとしたが
ピンポイントに爆弾を落とす事ができなく失敗

毒ガス火炎放射器など次々と投入されるが
どれも決定打とはならず
結局は無駄な突撃を繰り返す大消耗戦と化す

第一世界大戦での戦死者1600万人

アルベリッヒ作戦

膠着状態で一見は互角に見える両陣営だが
ヨーロッパの中では味方が少ないドイツにとって
深刻さはイギリス・フランス軍の比ではない
海を抑えられているため物資不足が懸念されてくる

この状況を打破するためドイツが建てた作戦が
本作で深く関わってくるアルベリッヒ作戦

ヒンデンブルク線と称される要塞群を建設
凸凹になった西部戦線から後退する事で
人的資源で劣るドイツ軍でも
十分な防御が行えるようにすることが目的

要するに穴だらけになった西部戦線より
先に塹壕を掘り陣形を整えた
ヒンデンブルク線まで後退する事で
相手を誘い込む…待ち伏せ攻撃

アルフレッド・H・メンデス

この映画はサム・メンデスの祖父である
アルフレッド・H・メンデスが第一次世界大戦での
自身の体験や戦場で出会った人々のエピソードを
基にして作られた作品

リアルな体験談から作られたストーリー
リアルタイムを体験できるワンカット撮影
さあ!貴方の手元にあるDVDをプレイヤーに入れ
再生ボタンを押してください
貴方に課せられたミッションはただ一つです

『1917 命をかけた伝令』
それでは素晴らしい映画の世界に
『いってらっしゃいませ』

映画『1917 命をかけた伝令』を鑑賞された方は
コチラの『鑑賞後にモーっと楽しもう』
お入りくださいませ⇩

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