『バイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ』を100倍楽しもう
おはこんばんちわ(-ω-)/
管理人軍師かんべえです。
鑑賞前の予備知識!映画はもっと面白くなる。今回の作品はコチラ!
本サイトは鑑賞前に読むことで映画を100倍楽しめる予備知識記事となっております
既に本編をご鑑賞されている方は鑑賞後の考察記事『モーっと楽しもう』にどうぞ
目次
バイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ
引用元:バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ | ソニー・ピクチャーズ公式
すべての物語には始まりがある…
その元凶を暴いてやる
あらすじ
2021年:アメリカ公開 2022年:日本公開 監督:ヨハネス・ロバーツ 脚本:ヨハネス・ロバーツ 原作:カプコン『バイオハザード』 製作:ジェームズ・ハリス ハートリー・ゴーレンスタイン 製作総指揮:ポール・W・S・アンダーソン マルティン・モス子ヴィッツ 出演者:カヤ・スコデラリオ、ロビー・アメル ハナ・ジョン=カーメン、アヴァン・ジョーギア トム・ホッパー 他 撮影:マキシム・アレクサンドル 編集:デヴ・シン 製作会社:スクリーンジェムズ コンスタンティン・フィルム 配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
1996年ソニー・コンピューターエンタテイメントの家庭用ゲームハード機 PlayStationでカプコン社から発売されたサバイバルホラーゲーム『バイオハザード』売上本数は全世界で275万本という驚異的な大ヒットを記録。当初は30万本も売れれば…と開発スタッフは思っていたみたいだが10倍近い結果に戸惑いを隠せなかったみたいである
もちろんシリーズ化されることになり様々なハード機で次々と発売され…何と現在は164タイトル以上にもなっている人気シリーズ。全シリーズの総売り上げは2020年に遂に1億本を超えてしまった化物ゲームとなっています。。
引用元:「バイオハザード」シリーズが全世界で累計販売本数1億本を突破!
『バイオハザード』はゾンビブームという社会現象を巻き起こし様々なコンテンツで大人気となりました。
漫画やアニメ、小説などでも人気があり、2002年にはポール・W・S・アンダーソン監督が映画『バイオハザード』を製作。主演にミラ・ジョヴォヴィッチを起用しアクションホラーというジャンルを確立しました。
製作費3000万ドル(約40億円)に対し興行収入は1億ドル(約130億円)という映画コンテンツでも大成功を収めてしまうのです。もちろん映画の方でもミラ・ジョヴォヴィッチをメインにシリーズ化され2017年に6作目となるバイオハザード・ファイナルでシリーズは完結をしている。
引用元:『バイオハザード』最終作、日本でのワールドプレミアが決定&ミラ11回目の来日へ
ゲームでも映画でも大成功を収めた『バイオハザード』の人気を受けて2021年にヨハネス・ロバーツ監督がリブート(再起動)として新たに映画『バイオハザード』を製作。ちなみ前シリーズで監督を務めていたアンダーソンは製作総指揮として本作に関わっています。
ミラ・ジョヴォヴィッチ版はバイオハザードの世界観の中でオリジナルのストーリー展開をしていましたが今回のリブート版は原作つまりはゲームのストーリーに沿った形で物語は展開しているみたいだ。
引用元:『バイオハザードウェルカムトゥラクーンシティ』
そしてココで残念な発表をしなければいけません。鑑賞前の記事で書くべき事ではないのかもしれませんが…本作を鑑賞後にネットで様々な方たちの評価を調べたのですが…
かなり酷評が多い評価となっていました。
多くの方たちは『面白くない』とい評価だったのでしょう。
ちょっと!待ったぁぁぁぁ!
別に私は天邪鬼でも皆さんの評価に対抗したい訳ではありません。今回の『バイオハザード』が最高傑作のデキとは言いませんが皆さんが評価しているほど駄作とも思えないのである。
今回は新たな試みになってしまうが『意外に面白いぞバイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ 鑑賞前の予備知識]』として記事を書いていきたいと思います…少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『バイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ』を100倍楽しもう!
引用元:4月のおすすめ作品ラインナップ【U-NEXT】
なぜ酷評となったのか…
全米で映画評論サイトとして最も大手とされているのが”ロッテン・トマト”
ロッテン・トマトでは映画有識者と呼ばれる方たちと一般の方たちの作品の満足度がパーセンテージで表記されています。今回の『バイオハザード』は映画評論家は全体の30%が面白いと思っていて、一般の方は65%が支持したという事になります。
基準が今一つ分かりにくいかもしれませんが標準的に面白い映画ですと80%は軽く超えてくるので30%はかなり低評価をつけられた事になってしまいます。
キャラクター改変
引用元:https://otakaranet.com/wp-content/uploads/2022/01/RERaccooninside2.jpg
全ての感想レビューに目を通した訳ではないが『バイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ』が低評価として扱われた理由はポリコレを意識するあまりキャラクターの改変が酷すぎるというのが最もの要因だったのです。多くの方が『これじゃない』と感じてしまったのでしょう。
どのキャラクターがどんな感じで違うのかはバラしませんが多くの方がキャラクターに違和感はあったみたいで、バイオハザードを何百時間もプレイしていた方ならキャラの思い入れも強いはずで許せない気持ちになるのは分かる気がします。
ここで一つカミングアウトするのだが…察しの良い方は気付いたかもしれませんが…
実は私…バイオハザード未プレイなんです
有名なゲームなのでゾンビゲームという事は知っていましたし、ミラ・ジョヴォヴィッチ版も全て鑑賞しているので全くの無知という訳ではないが現在164タイトルもゲームとして発売されていますが未プレイなんです。
当然ですがキャラクター改変に気付く訳がありません。主要キャラ以外にも色々とゲームで登場しているキャラが映画の中で登場していたみたいであるがゲーム未プレイの私にとってはキャラクター改変がマイナスポイントになる事はないのです。
ジャンプスケア
ジャンプスケアとは…
ホラー映画の基本的な構成要素の一つで大きな恐ろしい音と共に画像の変化でビックリさせてしまうテクニック。分かりやすく説明するなら暗闇でいきなり『わっ!』と驚かすようなものである。
本作は面白くないと酷評を挙げた意見の中で二番目に多かったのが『怖がらせ方がジャンプスケアばかり』というものでした。
この意見には思わず『?』マークが頭に浮かんでしまいました。確かに多く使われていたけど他にも色々あったような気がするけどなぁ…と私は思いました。
その前にゾンビ映画なんだから『ジャンプスケア』が多用されるのは当然な事である。いったい何を観ているのでしょうか…
酷評していたのはプレイヤー
引用元:アクション偏重となった「バイオハザード RE:3」に見た“凡作”となる定め
私は『バイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ』を酷評していたのはゲームプレイヤーであると分かりました。バイオハザード愛が強ければ強いほど特にキャラクターの改変が許せなかったのでしょう。
更に本作はゲームの小ネタ的な要素が映画の中で多数に渡り散りばめられているみたいでゲーム未プレイの私にとってはホラー要素と感じた事もハードプレイヤーにとってはネタでしかなかったというのも本作が『ジャンプスケアしかない』と感じてしまう要因になったのではないでしょうか…
おそらくバイオハザードファンは映画公開を楽しみにしていて真っ先に本作を映画館で鑑賞したと思われます。しかしキャラクター改変により怒りがMAXとなった状態では正しい判断がつくはずはありません。
更に小ネタを熟知しているだけに本作を観てホラー要素と感じるシーンがジャンプスケアしか感じ取れなくなっていたのです。おそらく苦痛の2時間だったに違いありません。
あとは怒りMAXのファンの方がSNSで酷評をすれば…正しい評価と勘違いした方たちが次々と酷評を拡散をしてしまい炎上してしまった…という流れだったと予想します。
どんな方にオススメ
引用元:バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ (2021)
では本作はどういった方にオススメなのか…となってしまうが実に微妙なのである。間違いなくバイオハザードのハードプレイヤーにはオススメできない…いや既に鑑賞して怒りMAXになっていることでしょう
だったら私みたいな未プレイヤーもしくはプレイ経験者でも内容は忘れてしまった方にならオススメ…とも言い難いのである。
その理由としては軽く上でも書いたが監督のバイオハザード愛があまりにも強すぎる余りゲームの小ネタがたくさん映画の中に散りばめられている上に『もう分かってるでしょ』みたいな感じで説明が殆どないのである。
私自身も鑑賞後に色々調べていてやっと理解できた小ネタやキャラ設定に気付いたほどです。
もちろん未プレイヤーや内容を忘れてしまった方に本作はオススメしますが…多少のネタバレはしますが是非とも本記事を最後まで読んで本作をご鑑賞いただければ楽しめるかと思われます。
つまり多少の小ネタはコレを読めば理解できるという記事になっています。
バイオハザードの世界観
引用元:バイオハザード オペレーション ラクーンシティ ローンチトレイラー公開&最悪な海外レビュー!
監督はバイオハザードファンをターゲットとしていたみたいであるが残念ながら計算が狂ってしまいバイオファンを怒らせてしまう結果となってしまいました。そうなるとターゲットはそれ以外の人となってきます。しかし映画の作りとして説明が足りなさすぎるのでバイオを知らない人にとっては意味が分からない箇所が出てくるのです。
本作を楽しく鑑賞するためにココではバイオハザードの世界観を説明していきたいと思います。ただし上でも書いたように私もバイオハザード未プレイ者という事は念頭に入れておいて欲しい。
ラクーンシティ
引用元:現実的なバイオハザードにありがちなこと
本作の舞台となるアメリカ中西部の都市ラクーンシティ。大手製薬会社であるアンブレラ社が郊外にある事から街は発展していくのである。アンブレラ社と街の市政はズブズブの関係を持ち警察をもアンブレラ社が取り込んでいるのである
原作ゲームもミラ版バイオも最初の舞台となるのはラクーンシティ。そして本作もラクーンシティが舞台となっている。今後どういった展開になるかは分からないが共通しているのは最初にラクーンシティでゾンビ化のパンデミックが始まってしまうのである。
アンブレラ社
引用元:実は超優良企業? あの“傘のマーク”アンブレラ社をエコノミストが徹底分析
表向きはアメリカの大手製薬会社であるが…裏では生物兵器開発を進めている軍事企業。政財界にも太いパイプを持っており法律すら改正する力を有している。更に独自の準軍事組織を持っており有事の際には迅速に対応をしている。アンブレラ社の力を持ってすれば街の1つを消滅することなんて造作もない事なのである。
街の郊外にはアンブレラ社の表向きの製薬工場や施設があるが街の地下には生物兵器の研究所が秘密裏に存在しているのである。この研究所の存在は街の一部の有力者にしか知らされていないのである。
T-ウイルス・G‐ウイルス
引用元:バイオハザード/ T-ウイルス&アンチ・ウイルス
アンブレラ社が生物兵器として開発していたのが『T‐ウイルス』と『G‐ウイルス』
『T‐ウイルス』に感染すると知能と理性が急激に低下し極度の飢餓状態となってしまうため感染者は摂食を中心とした本能的行動をとるようになってしまう。分かりやすく言うと『ゾンビ化』である。
『T‐ウイルス』の特徴として強力な感染力を持ち経口感染・血液感染などあらゆる感染経路で拡散してしまいます。更に人間だけでなく動植物にも感染してしまうためネズミなどに感染してしまうと爆発的に広まってしまう恐れがあります。
『G‐ウイルス』は研究者ウィリアム・バーキンが発見した新種の生物兵器ウイルス。T‐ウイルス以上の脅威を秘めている事からアンブレラ社の上層部すら研究の中止を要請したほど危険なウイルス。
感染をするとT- ウイルス同様にゾンビ化が始まるが感染者の生命がある限り予測不能な進化が無限に繰り返されてしまう。つまり制御が不能となってしまう事から危険視され開発が中止されたみたいである。
リサ・トレヴァー
引用元:バイオハザード(カプコン)公式さんはTwitterを使っています
かなりのネタバレになってしまうが全くの説明がないまま登場してくるのがクリーチャーであるリサ・トレヴァー。味方なのか敵なのかすら分からない見た目はかなりインパクトがあるのにも関わらず謎のままで終わってしまうのである。
ゲームの中ではシリーズ最初の方から登場してくるクリーチャーみたいである。
なんか凄い経歴を持っていて…なぜこの少女のエピソードを本作で詳しく物語に入れてこないのか不思議である。もしかしたら続編で明かされるのかもしれませんが現状でゲーム未経験者にとっては謎だらけの登場人物なのである。
映画版でどのような扱いになるかは分かりませんが原作ゲームの中での彼女の過去をココでは語っていきたいと思います。
不死の少女
1967年、当時14歳であったリサ・トレヴァーはラクーンシティにあるスペンサー卿の豪邸で催しされたパーティーに母と共に招待されるがコレは彼女を館に誘いだすための嘘だったのである。
リサは母親と共にスペンサー邸の地下にあるアンブレラ社が保有する生物兵器開発のための研究施設に監禁されウイルス実験の被験者にされてしまいます。
母親はウイルスに適合しなかったためすぐに処分されてしまいますがリサは心身に異常をきたしながらもウイルスの定着化に成功します。長い監禁生活の中で実験台となったリサであるが次第に意味のあるデータが得られなくなったためリサの処分が決定されるのである。
しかしウイルスを投与され続けていたリサの体は何をしても死なない体になっていたのである。
そしてリサは次第に知性をも失い『死なないだけの何か』としてアンブレラ社の研究室で20年もの間 幽閉されるのである。
G‐ウイルスの誕生
アンブレラ社に幽閉されていたリサだったが研究者であるウィリアム・バーキンの『T‐ウイルス計画』によって再び被験者として利用される事になります。
ゾンビ化をする『T‐ウイルス』を不死であるリサに投与したことで新たなウイルス『G‐ウイルス』が生まれたのである。そしてリサの体から再び意味のあるデータが得られなくなると彼女の処分が決定するのだが結局は不死である彼女は死ねないままスペンサーの洋館でひっそりと暮らすのである
コレがあくまでもゲーム上でのリサ・トレヴァーの設定である。
パンデミック直前
引用元:原作ゲームファンがニヤリ!実写版『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』
ゲームのバイオではネズミが媒体となりパンデミックを引き起こすことになるが本作ではどういった経緯でT‐ウイルスが漏れてしまったかの経緯は語られずパンデミック直前という所から物語はスタートします。
『何か…この街…変だぞ?』
コレだけ抑えておけば楽しめるはず…きっと楽しめるはずです(笑)
『バイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ』を楽しむポイント
引用元:バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ | ソニー・ピクチャーズ公式
バイオハザードファンに贈る映画という前提が完全に崩れてしまった時点でホントは終了のベルが鳴っているのだが何か一つスパイスを加えれば駄作と呼ばれる作品も普通に面白いレベルにまで押し上げれるのではないか…という実験的な記事でございました。
実は初見で鑑賞した時にあまりにも内容が分からなすぎてネットでバイオハザードの事を調べていたら本作ではなくゲームの物語の方が面白くなっていったのではないか…と今は思っています(笑)
今となっては後戻りできないのでこのまま記事を完成させるのだが……少しの知識だけで映画はもっと面白くなる!『バイオハザード:ウェルカム トゥ ラクーンシティ』を100倍楽しもう!
映画を観るならU-NEXT
それでは素敵な映画の世界へ行ってらっしゃいませ